女性の抜け毛 頭頂部が気になる 原因と予防法 食べ物注意

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「頭頂部のボリュームが少なくなってきている気がする。」といって、知人の会社で働いている30代前半の女性が、元気がなくなってきているそうです。男性からすれば、そんなに気にならない程度らしいのですが、塞ぎ込みがちみたいです。明るく楽しい人が元気ないと、やっぱり周りの雰囲気もちょっと沈んでしまうようです。

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女性の抜け毛 頭頂部が目立つ

女性の脱毛症は、年代関係なく誰にでも起こりうることです。

男性の抜け毛の特徴は、生え際や頭頂部周辺の毛髪が抜けます。
それに対して女性の場合、髪全体のボリュームが落ちることが特徴です。

髪を伸ばしている女性は、全体のボリュームが落ちると、長い髪で隠れない頭頂部が薄くなってきたように感じます。

働く女性も増え、職場で男性同様のストレスを感じ、さらに女性特有のストレスもあるとなると、もしかしたら女性の方が多く影響が出る症状なのかもしれません。

頭頂部が薄くなった。

そのままにしておいていいわけではありません。
明るく楽しい可愛らしい女性の元気がなくなってしまう事は、職場に影響が出ます。働いている男性に影響が出ます。
女性の笑顔が減って、いいことなんてひとつも無いのです。

女性の抜け毛にはいくつか種類があります。

びまん性脱毛症

「びまん」は、「広がること、はびこること」です。
抜け毛の症状が広がっているということです。

男性に多い脱毛症の、男性型脱毛症(AGA)の女性版です。
男性ホルモンが原因で症状が出ます。
男性の症状が部分的に脱毛するのに対し、女性の場合全体的に広がります。
男性のAGAと区別するためにFAGAと呼ばれることもあります。

原因に対して対策をすることで改善する可能性がある脱毛症です。


牽引性脱毛症

長期間ポニーテールなど髪を結うことで、引っ張られることなどが原因で起こる脱毛症です。
継続的に負荷がかかるため、毛根がダメージを受けて抜け毛が起こります。
ヘアスタイルを変更するなど、髪、頭皮の負担を減らすことで防げます


分娩後脱毛症

妊娠中から出産後にホルモンバランスが見られることにより、抜け毛が増えることがあります。通常、半年から1年ぐらいで回復しますが、高齢出産などで体力の回復に時間がかかると、症状の回復に時間がかかる場合があります。完治することが難しくなったりすることもあります。


粃糠(ひこう)性脱毛症

最近、フケと抜け毛が多くなったという場合、この脱毛症の可能性があります。乾燥したフケが毛穴を塞ぐことで頭皮が炎症を起こします。それが原因で髪の成長が妨げられる脱毛症です。シャンプーのしすぎ、不十分なすすぎ、パーマ剤やカラー剤の刺激で起こります。フケの量が多い場合、脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)の可能性もあり注意が必要です。


脂漏(しろう)性脱毛症

シャンプーをしても頭皮のベタつきが気になるという場合、この脱毛症の可能性があります。頭皮の皮脂が過剰に分泌され、毛穴を塞いでしまい炎症起こします。脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)になってしまうこともあるので、早めに専門医に相談しましょう。


円形脱毛症

突然、コインのように円形に脱毛する脱毛症です。自然治癒する場合も多いですが、場合によっては適切な治療が必要です。

詳しくはこちらで
円形脱毛症 女性の原因と治療法 かつらが充実

種類がわかったところで、予防法と対策を実行しましょう。


女性の抜け毛 原因と予防

女性の抜け毛の主な原因として、ホルモンバランスの乱れと血行不良が考えられます。
どちらもストレスやダイエットだけではなく、ほかにも様々な要因で引き起こされます。

ストレス

ストレスが溜まると、自律神経のバランスが崩れホルモンバランスが乱れます。
細胞分裂の活動が低下するため、血管が収縮し血行不良を起こします。
それにより髪の毛に十分な栄養を運べなくなり、髪の毛の成長を妨げてしまいます


ダイエットや偏食

過度なダイエットや栄養バランスの崩れた食事は、栄養不足を引き起こし、ホルモンのバランスが乱れます。体調だけではなく髪の毛にも影響が出ます。栄養が足りていなければ、当然髪の成長に必要な栄養も不足して抜け毛が起こります。


睡眠不足

髪の毛は夜寝ている間に、ホルモンの働きで昼間受けたダメージを修復しています。睡眠中に血液が十分に頭皮に届くことで、健康な髪が維持されます。成長ホルモンは夜22時から深夜2時頃に分泌が活発になると言われ、この時間に睡眠を取っていることも、髪の成長にいいとされています。逆に夜ふかしは毛母細胞の分裂の低下を招きます。髪の成長の妨げになってしまいます。


飲酒・喫煙

アルコールの摂り過ぎは、アルコール分解のために多くの栄養が肝臓に送られるため、髪の毛に十分な栄養がまわって来なくなります。

タバコを吸う際に、人間は微量の一酸化炭素を吸い込んでしまいます。この一酸化炭素は血液中のヘモグロビンとくっついて、毛細血管の壁にわずかな傷を付けます。それが続くことで毛細血管が固くなり、血流を悪くする恐れが出てきます。血液の流れは髪の健康に大きく関わっているのです。



これらの原因を突き止めることで、抜け毛の予防策が見えてきます。

  • ストレスを溜めない
  • 髪の毛にも行き届く十分な栄養を取る
  • 睡眠時間をしっかりキープする
  • アルコールを摂取し過ぎない
  • 禁煙する

思い当たる原因があれば、対策は早いほうがいいです。

栄養面を改善すると同時に、今ある髪の毛を大事にすることも考えます。


シャンプー

美容室でシャンプーしてもらうと、シャンプーを付ける前にお湯でしっかり汚れを落とします。
2,3分はお湯だけで洗い流します。
これをすることでシャンプーの泡立ちが良くなり、頭皮の汚れをしっかり落とせます。
この美容師さんの方法を自分でやりましょう。

プロが教える!正しいシャンプーのやり方。


ドライヤー

髪と頭皮は、ドライヤーで乾かしましょう。濡れたままだと頭皮の常在細菌が余計に繁殖します。これにより頭皮に炎症が起きて、抜け毛の原因にななってしまいます。夏の暑い時期に自然乾燥をしてしまうと、秋の抜け毛につながります。ドライヤーの最後に冷風をかけることを習慣にしておくと、夏場のドライヤーも耐えられますし、髪にツヤも出ます。



1日の正常範囲内の抜け毛は80~100本くらいです。
抜け毛の予防対策をやってみても改善しないようであれば、頭髪の専門医に診てもらいましょう。


女性の抜け毛 食べ物で改善

抜け毛予防のために食事にも気を使いましょう。

食べるといいもの

アミノ酸 (たんぱく質)

毛髪はたんぱく質からできています。
たんぱく質を取ると、体内でアミノ酸に分解され吸収されます。

質の良い髪の毛を育てるため、質の良いたんぱく質が必要になります。

たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できない9種類を必須アミノ酸と言います。

  • バリン
  • ロイシン
  • イソロイシン
  • リジン
  • メチオニン
  • フエニルアラニン
  • スレオニン
  • トリプトファン

これらを含む全てのアミノ酸をバランスよく含んでいるのが、

  • 牛肉
  • 鶏肉
  • 豚肉
  • 乳製品
です。



ちなみに、髪の毛は18種類のアミノ酸で作られています。中でも「システイン」というアミノ酸は大切です。
髪を丈夫に保つ働きがあり、システインが不足すると細い髪、抜けやすい髪が増えます。

システインが多く含まれる食べ物は、

  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉
  • 牛乳
  • ウニ
  • スジコ
  • カニ
  • 牡蠣
  • 大豆製品
  • ジャガイモ

などがあります。


ビタミン

ビタミンは、たくさんの種類をバランスよく摂取する必要があります。
中でも、髪に必要なものは、

checkビタミンB群
細胞分裂を助ける
  • 緑黄色野菜
  • ビール酵母
  • 豆ナッツ類
  • 小麦胚芽
が大切です。

ビタミンB群が不足すると、皮膚の炎症、かぶれ、フケ、脱毛、新陳代謝の悪化と、髪にいいことが一つもありません

ビタミンB群は、砂糖や脂肪分の分解にも使われます。糖分、脂肪分が多い食事をするとそちらに栄養が回ってしまい、不足しがちになります。



checkビタミンA
髪の毛、頭皮のうるおいを守る

  • 緑黄色野菜
  • レバー
  • 肝油
  • うなぎ
  • 乳製品



checkビタミンC
皮下出血や皮膚の色素沈着を防ぎ、傷の治りをよくする

  • 柑橘類
  • いちご
  • 緑茶
  • キャベツ
  • 緑黄色野菜



checkビタミンD
イライラ感や疲れやすさの改善、毛髪の再生

  • 卵黄
  • レバー
  • 乳製品
  • しいたけ
  • まぐろ



checkビタミンE
老化防止、代謝促進、皮膚病予防、血行促進

  • 小麦胚芽
  • 大豆
  • 卵黄
  • 緑黄色野菜
  • ごま
  • アーモンド
  • 青魚


ミネラル

ミネラルは体内で生成できません。食事で摂る栄養素です。
加工食品に含まれる添加物が体内のミネラルを体外へ排出してしまうことなどもあり、慢性的に不足している人が多いと言われています。

check亜鉛
抜け毛の原因である5αリダクターゼを抑制する働きがあります。不足すると円形脱毛症、脱毛の原因になると言われています。
  • 牡蠣
  • タラバガニ
  • シジミ
  • ホタテ
  • 焼き海苔
  • 玄米
  • 大豆
  • 小麦胚芽
  • ゴマ
  • アーモンド



checkカルシウム
不足すると髪の生成ができず、脱毛の原因にもなり得ます。

  • 小魚
  • 桜エビ
  • チーズ
  • モロヘイヤ



check鉄分
血行を良くします。不足すると赤血球が不足し、毛細血管を通じて毛母細胞に運ばれる酸素や栄養素の量が少なくなり、脱毛の原因になります。

  • レバー
  • 牡蠣
  • 海藻
  • ほうれん草
  • 緑黄色野菜



checkセレニウム
体内の水銀を除去し、脱毛を防ぐ働きがあります。

  • 牡蠣
  • ホタテ
  • 大麦
  • ニシン



check
不足するとメラニンの生成に悪影響を及ぼし、白髪の原因となります。難しいのは多くても不足しても脱毛につながるということです。亜鉛とのバランスが大切になります。

  • プルーン
  • 干しぶどう
  • 豆類
  • イモ類
  • 穀物類



checkマグネシウム
抜け毛を減らす効果があります。不足すると、円形脱毛症を引き起こす原因になると言われています。

  • 海藻類
  • ナッツ類
  • 小麦麦芽
  • アボカド
  • ブロッコリー



checkヨウ素
甲状腺の働きを活発にして、髪の毛、爪、皮膚の発育を促します。

  • 海草
  • オクラ
  • 山芋
  • 納豆


抗酸化物質

細胞を傷つける活性酸素を除去し、抜け毛を防いでくれる成分です。

check抗酸化ビタミン
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE



checkポリフェノール

  • 緑茶、ワインのカテキン
  • 大豆、大豆加工食品のイソフラボン
  • トマトのリコピン
  • あずきのサポニン



checkその他

  • 鮭のアスタキサンチン
  • 昆布やもずくのフコイダン
  • ゴマのセサミン


抜け毛予防に良くないもの

具体的に意識しておきたいこと

過剰な塩分

体内に塩分が過剰になると、組織が機能障害を起こして脱毛量が増えます
アメリカでの研究で、塩分の摂取量を制限しただけで、抜け毛の数がかなり減ったという研究報告があります。


香辛料の取り過ぎ

少量であれば、血行を良くし、頭皮に良い影響があります。特にトウガラシは頭皮の血行促進に良いとも言われていますが、少量の話です。取り過ぎると皮脂の分泌が多くなり過ぎることがあります。量が多いと毛髪の成長を妨げることにもなります。


脂肪分の多い食べ物

毛穴がギトギトして油っぽい湿ったフケが出ます。それが毛穴に詰まって、頭皮に炎症が出てくることもあります。
油で揚げたスナック菓子、チョコレート、バターたっぷりの焼き菓子は要注意です。


甘いもの、甘味料

甘いものの摂りすぎは皮脂の分泌を過剰にし、頭皮の炎症につながります。
過剰な糖分は代謝にミネラルやビタミンB群を大量に使い、頭皮や髪の毛に行き渡る栄養分も減り、抜け毛、薄毛につながります。


レトルト食品、冷凍食品、インスタント食品、コンビニ弁当など

長期保存のために加工の工程で多くのビタミン類、栄養素が失われています。
さらに、長期保存のために加えられる添加物が栄養素の排出を促進します。
「保存料」「酸化防止剤」「酸味料」
と呼ばれるものが、栄養の吸収を妨げたり、栄養を排出する作用を持っていたりするので、加工食品自体の摂取量を減らすことを考えましょう。


まとめ

女性は笑っていてもらわないと、男性は働きがいが無いです。
抜け毛が心配なら、心配のネタをやっつける作戦でいきましょう。
やることやって、改善されないようなら早目に専門医に相談しましょう。

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