男の一人暮らしって様々です。性格、キャラ、趣味嗜好が反映された部屋が出来上がっているものです。夢の一人暮らしデビューをして、3ヶ月ほどすると自分のペースが出来上がってきます。その頃から、風邪菌にスキを与えてしまう油断が出てくるものです。
風邪を引いたら食べ物が大変 一人暮らしは地獄
十人十色様々な理由がありますが、大体の一人暮らしは希望に満ち溢れてスタートします。
夢を追いかける者、世界征服を企む者、自立した男に近づくために、一人暮らしをする期間はないよりあったほうがいいです。
親の愛情、ありがたみが身にしみます。
親と離れて暮らすことで大切なものも見えてきます。
そんな希望に満ち溢れて始まった一人暮らしを襲う、風邪っぴき。
一人暮らしです。
家族はそばにいません。
食べ物も薬も、自分で用意しなければいけません。
一人暮らしですから。
電話一本で誰か来てくれる人がいる場合は大丈夫です。
親がいたり、友人がいたり、彼女がいたり。
そういう環境ではない場所で、己に磨きをかけるべく一人暮らしをしている場合、地獄です。
ワタシの場合、一人暮らしの最初の冬に風邪を引きました。
家族は新幹線に乗らないと来れない場所。
友人はいましたが彼女はいませんでした。
今考えると、インフルエンザだったんだと思います。
どんどん熱が上がって、布団に横になっていても苦しい状態でした。
なんですかね、人間、体が弱っているときというのは弱気になるもので、
「ここで死ぬな」
って思いました。
風邪で。
布団が沈んで行って、この世の中から地獄に落ちるんじゃないかって感覚が襲ってきます。
「夢の途中で力尽きるのか…」
「世界征服もここまでか…」
世界征服なんか企んでいないのに、つぶやいたりします。
うなされてるのかもしれないです。
「病は気から」という言葉を実感できます。
なにが困るって食料です
普段から自炊していれば、家に食料はありますが、「その日の食料、その日のうちに」がモットーの男の一人暮らしです。
風邪を引いても、冷蔵庫にはビールとお茶くらいしかなく、食料はあって翌朝のパンくらいしか無いのです。
そして、風邪はその朝のパンを食べた辺りに気が付きます。
あれ？喉が痛いな。
で、ドーーーンと熱が出ます。
男の一人暮らし、デビュー間もない時期なんてろくなもの食べてないので、ほぼほぼ栄養が偏っています。
勝負事で相手の弱点を攻めるのは鉄則です。
風邪も見事に栄養バランスの悪さを攻めてきます。
部屋に食べるものがない状態で、動けなくなるまで熱が出てしまうと、この世の終わり感が漂います。
助けて頂きました
結局、一人暮らし最初の風邪は、人のありがたみを知る結果になりました。
学生だったもので、学校休んでいることを気にかけてくれた悪友のお姉さんが、おかゆを作りに来てくれて復活しました。
悪友が来て、いろいろ差し入れてくれたのですが、状況を見てマズイと思ったのか、その日の夜にお姉さんと一緒にきてくれました。
情けないやら恥ずかしいやら申し訳ないやらって感じでしたが、おかゆを食べて復活していく自分がわかりました。
まだ携帯電話も普及していない頃の話です。
今は携帯電話の普及のおかげで、誰かしらと連絡とれます。
いい時代になりました。
親友悪友は大切にしましょう。
風邪のときの食べ物 コンビニは味方
コンビニは一人暮らしの味方です。
物件情報に「コンビニ近し」なんてのもあります。
コンビニが近いって、風邪のときにも大助かりです。
何と言っても、冬場におでんがあるのがホント助かります。
普段料理しない男が作るおでんを「10おいしい」とすると、コンビニにのおでんは「85おいしい」くらいあります。
自分で作るよりおいしいです。
おでん
体調が悪いときは、なるべく手数を減らしたいものです。
レンジでチンも面倒に感じるほど具合が悪くても、おでんはいけます。
大根
大根には、殺菌効果、食欲増進などの効果があります。
柔らかく煮込まれていると、喉が痛い場合にも食べやすく、何かひとつ具をと言われれば、大根をオススメします。
体が温まる感じが、治りを早めてくれる気にさせてくれます。
病は気からです。
卵
卵の白身に含まれる酵素は、喉の炎症にいいようです。
食べやすいということで言うと、おでんの卵じゃないほうがいい気もしますが、
風邪でおでんを買って帰る場合には選んでおきたい具です。
この大根と卵、おかゆに入れると食べやすい具です。
参考記事
風邪っぽい 食べ物は食べない？引きはじめと引いたとき
おかゆのレトルト
これもおかゆを米から作ることを考えると、桁違いに楽です。
コンビニに売っているのは助かります。
ただ、これに関しては家にストックしておくことをオススメします。
風邪の期間中、治り具合でいくつ必要になるか読みにくいからです。
ガッツリ風邪を引いて、食料、ドリンクなどを買って帰る際に、
おかゆのレトルトパックは意外とズッシリ来ます。
風邪を引いていない、体力が有り余っている状態で買い込んでおきましょう。
災害時の3日分の食料に組み込んでしまうことをオススメします。
防災グッズのそばにストックしておきましょう。
風邪で動けないのも非常事態です。
栄養ゼリー
ビタミン系が入っているものを選びましょう。大体入ってますけど。
栄養ドリンク
コンビニでも売ってるのありがたいです。
個人的には治りかけで、お値段お高めを飲むと効く気でいます。
この値段なんだから治らないはずがない、って効果な気がします。
病は気からです。
食料に限らず、冷えピタやマスクなど、コンビニは結構風邪っぴきにありがたいもの揃っています。
やっぱりニーズがあるんでしょう。
コンビニは一人暮らしの部屋を決めるのに重要なファクターです。
風邪の食べ物 おすすめは
もう一つ、コンビニで買える食料で、鍋焼きうどんをおすすめします。
鍋焼きうどん、体温めるには鉄板の商品です。
そのままガスコンロで火にかけるタイプのものです。
風邪を治すのに、汗をかくことは必須です。
水分をたっぷり摂って、鍋焼きうどんをハフハフ言いながら食べると、なかなかの汗が出ます。
水分たっぷり摂る
↓
鍋焼きうどん食べる
↓
さらに水分摂る
↓
ぬるめのお風呂でじんわり汗をかく
↓
湯冷めしないうちに寝る
これ風邪引いたときのフルコースです。
ただし、注意点があります。
作るときに注意が必要です。
男の一人暮らしで、普段料理していない場合、鍋つかみというアイテムはほぼ無いと言えます。
男の一人暮らしあるあるなのですが、出来上がった鍋焼きうどんをテーブルに運ぶ際に、箸を使うという人が結構います。
周囲の一人暮らし歴のある男7人に聞いて6人が箸で運んでいました。
ツワモノは、最初に取っ手の部分を箸で引っ掛けられるように曲げます。
この部分を、
こんな感じで。
めんどくさいのわかります。
鍋つかみなんざ無いんだからしょうがない、わかります。
わかりますが、危険です。
ヤケドの危険度が高いです。
特に風邪を引いている時の、箸運びは危険です。
インフルエンザの寒気、悪寒が止まらないときに鍋焼きうどんを作ったことがあります。
高熱があって、フラフラしていて、さらに関節がギシギシ言ってる中を、なんとかコンビニで買って作りました。
そして、テーブルに運ぼうと箸を引っ掛けて持ち上げたときに、ブルッと寒気が襲ってきて手元が狂いました。
台所に鍋焼きうどん、ぶちまけてしまいました。
幸いヤケドはしなかったのですが、通常のことができないのが病気です。
体が弱っているせいなのか、通常のことができないせいなのか、ぶちまけた鍋焼きうどんを片付けもせず、そのまま見ないふりで寝てしまいました。
現実逃避って言うんですかね。
人間、ショックを受けると、鍋焼きうどんがぶちまけられた部屋でも6時間位寝れます。
風邪のときはもちろん、箸で引っ掛けての移動は普段もやめましょう。
寒気、悪寒がなくても、
- 急に鼻がムズムズ
- 急にくしゃみ
- 急に部屋のチャイム
- 急にノック
- 急に電話
- 急に地震
なにが起こるかわかりません。
ヤケドという二次災害に繋がります。
鍋つかみ、ふきんなどを使いましょう。
まとめ
一人暮らしの風邪は、ホントに絶望感が漂います。
たかだか風邪でも、セカイノオワリに感じてしまいます。
そんな状況を救ってくれる光の筋が、コンビニから放たれているのです。
そんな状況を救ってくれる女性に弱いのも、筋が通った話です。