新生活で一人暮らしを始める男性に、プレゼントをするとしたらどんなものがいいのでしょう?
一人暮らし歴が長かったオッサンが、新生活を始めるときに感じたことがヒントになれば幸いです。
新生活 一人暮らしへのプレゼントって難しい
新生活で一人暮らしを始めるとなると、それなりに必要なものは揃えているはずです。
これまでの暮らしの中で使われていたものを引き続き使ったり、家にあるものを譲ってもらったり、他の人からのプレゼントがあったりと、結構揃ってしまうものです。
「◯◯ってある?」
って聞いてみると、
「あー、それは昔からお気に入りで使ってるのがあって…」
とか、
「△△さんからプレゼントされたものがある。」
とか、
「それは家にあるのをもらうから大丈夫。」
なんて答えが返ってきて、なかなかいいものが見つからなかったりします。
四人家族での生活から独立して一人暮らしだからといって、新生活に必要なものが四分の一でいいかというとそんなことはありません。
台所用品など、四人の生活で使っていたものも、新たに用意しなければなりません。
その部分に気づけるのは、普段一緒に生活している家族です。
普段一緒に生活していない立場からプレゼントするのは難しいものです。
プレゼント上手の人からよく聞くのは、
「自分じゃ買わないけど、貰うと嬉しいもの」
なんてことを聞きます。
希望と憧れを抱いて一人暮らしに突入しようとしている人は、貰うと嬉しいものもついでに揃えてしまう時期とも言えます。
普段自分じゃ買わないものも、買ってしまうテンションになっている場合があります。
こんな状況の人にプレゼントをして、心から喜んでもらえるものってなかなか難しいです。
喜んだフリはみんなしてくれるはずです。
新生活 男性へのプレゼント
新生活を始める一人暮らしデビューの男性は、意外と一人での生活のイメージが湧いていないことがあります。
生活に必要だろうとオススメしても、本人の中でピンと来ていないことが多いです。
せっかくのプレゼントです。
贈った相手が作り笑顔や苦笑いというリアクションでは、こちらも悲しくなってしまいます。
そんな結果にならないために取れる対策として、
「欲しいものを聞く」
という作戦があります。
高確率で喜んでもらえます。欲しいものですから。
ちなみに、一人暮らしをする時、リクエストをして貰ったものに、ギターがありました。
使っていたギターが貰い物のオンボロだったので、欲しいなって思ってリクエストしました。嬉しかったです。
未だに持っています。
20年以上押入れにしまいこんだままですが…。
趣味に関するものは、確実に喜んでもらえます。
本格的な趣味を持っている人には、特に喜んでもらえます。
ただし、趣味は変わるものです。
自分の中で流行りが終わってしまうと、価値は一変します。
20年、お目にかかることがなかったりします。
そうなると、贈ってくれた人に申し訳ないなあなんてことも思い始めたりします。
新生活のスタートにプレゼントしてもらったものが、20年押入れにありますって、なかなか言えないです。
なるべくその頃の話はしなくなって、貰ったことも遠い記憶の彼方に行ってしまいます。
趣味に関するものとは逆に、生活に関するものは記憶に残ります。
家にあるものでいいやと思っていた布団を、新生活スタートのタイミングでおばあちゃんがプレゼントしてくれました。
羽毛布団のセットです。
雪国から東京に出てきての新生活だったので、寒さには強い気でいました。
しかし、一人暮らしスタートした年の冬に、雪の寒さと乾燥した寒さの違いを思い知らされました。
そこでようやく羽毛布団の暖かさに気づいて、ものすごくありがたく感じたことを覚えています。
もう30年ほど前の冬の話ですが、結構鮮明に感謝の気持ちが湧き上がったことを覚えています。
趣味に関するものと、生活に関するものって、嬉しい度合いと、嬉しく感じるタイミングって違うのかもしれません。
どんな立場から考えても、プレゼントを贈る相手に、素晴らしい新生活を送って欲しいという気持ちはあるはずです。
残念な方向に進むこと無く、健康で充実した毎日を送って欲しいと思ってプレゼントを送ろうとしているはずです。
一人暮らし歴が長く、たくさんの一人暮らしの仲間を見てきたオッサンが、プレゼントされたらこれは感謝してしまうなと思うものをご紹介します。
新生活 一人暮らしに必要なものからプレゼントを考える
趣味に関するプレゼントをして、新生活が始まって、趣味の時間が全く取れなくなることはよくあることです。
一人で生活していくって、思うほど楽じゃないです。
「生活>趣味」
というサイクルになる率は高めです。
一人暮らしをしていく中で、貰ってありがたく感じ、贈ってくれた人のことを思い出すのは、やっぱり生活に関するものをプレゼントしてくれた人のような気がします。
もちろん、趣味に関するプレゼントをしてくれた人を忘れてしまうということではないですが、贈る側から考えると、どうせならどんなタイミングでもいいんで、ありがたいなって思ってもらえたほうが嬉しいです。
一人暮らししてありがたいって感じるもの不動の第一位は、
「親」です。
朝は決まった時間に起こしてくれて、朝ごはんは出来上がっていて、家に帰ると晩ごはんができていて、風呂の準備が整っていて…。
一人で暮らして、一人じゃないことに気づいて、これまでの環境に感謝するものです。
朝は自分で起きて、朝ごはんも自分で用意して、家に帰ったら晩ごはんも自分で用意して、風呂の準備も自分でしなければなりません。
一人暮らししている仲間と話すと、みんな親のありがたさを実感しています。
それぞれ、ありがたさを感じるタイミングはあると思いますが、ワタシの場合は朝でした。
飲んで帰る
↓
風呂の準備面倒くさい
↓
そのまま寝てしまう
↓
朝目覚ましが鳴る
↓
朝ごはんの準備をしていないことに気づく
↓
そんなことを考えながら二度寝してしまう
↓
遅刻確定の時間に目が覚める
↓
遅刻
この流れのときに、朝起こして貰えていた幸せを感じたものです。
起こしてくれる親のおかげで、二度寝もギリギリセーフで生活できていました。
一人暮らしデビューして、あっさりアウトになったもんです。
朝、しっかり起きることは、ものすごく重要です。
その重要項目を脅かす要素が、一人暮らしには揃っています。
学生なら、授業の後にアルバイトなんてことになると、夜遅い帰宅になります。
休日前に友人が遊びに来て夜遅くなることもあります。
一人暮らしの休日前は、軽く夜更かししてしまいます。
「もう寝なさい」
と声をかけてくれる人がいません。
軽いうちはいいです。
ゲームをやっていたら明け方になっていた、なんてことをちょいちょいやってるうちに、生活リズムが狂い始めます。
金曜夜夜更かし
↓
土曜昼前起床
↓
土曜夜さらに夜更かし
↓
日曜昼過ぎ起床
↓
日曜夜眠れず
↓
月曜朝二度寝
こんなことはよくあります。
自由と一緒に、不規則の罠もセットで付いてきます。
同じタイミングで東京で暮らし始めた友達の一人は、どっぷり不規則サイクルにハマり、最後は夜の仕事に転職しました。
夜型人間なんざ、男が東京で一人暮らしをすればあっさり出来上がるもんです。
みんな、気合と根性で眠気と戦い、月曜の朝を迎えているのです。
普通に、朝起きて、夜には眠くなって、気持ちよく毎日を過ごす。
こんな普通のことが難しくなる環境が、一人暮らしにはあります。
様々な誘惑が待っている一人暮らしの中で、一番手強いのが夜更かしという誘惑です。
生活リズムが狂って、体調が乱れ、健康な状態ではなくなって、仕事に影響が出て、生活そのものが狂ってしまうきっかけになってしまいます。
もし、この部分の手助けをしてくれるものがあれば、こんないいプレゼントはないです。
すべてが乱れてしまうスイッチを押してしまうことのないように、新生活へのプレゼントにオススメのものがあります。


「毎朝スッキリ起きて、健康な毎日を過ごせている。」
「朝に強い体質のおかげで、仕事のエンジンのかかり具合がいい。」
「午前中の仕事量のおかげで、仕事がデキる人になれた。」
この目覚まし時計に感謝するタイミングで、プレゼントしてくれたあなたを思い出すはずです。
寒い夜に、羽毛布団からおばあちゃんを思い出したように、記憶に刷り込まれるはずです。
毎日使うものです。
プレゼントしてくれた人を思い出すタイミングは、格段に増えます。
いいものを貰ったと。
あなたに貰ったと。
まとめ
人生のすべての基本は健康です。
健康あっての一人暮らしです。
その人生の基本の一日の始まりを手伝ってあげられるプレゼント。
モーニングコールの代わりに、いい仕事をしてくれる目覚まし時計。
新生活に、スッキリした朝をプレゼントしましょう。