七草粥はセリ、ナズナ、スズナ、スズシロ、ホトケノザ、ゴギョウ、ハコベラの七つの野草を入れます。
1月7日、丁度年末年始の食べ疲れ飲み疲れが出る時期です。
普段の食生活に戻すタイミングでもあります。
七草粥の効果って?
まず、お粥です。消化がよく、胃に優しいです。
そのお粥に、
七草の効果が加わります。
栄養と薬膳効果が加わります。
- 免疫力を高めるビタミンA
- 疲労回復に効くビタミンB群
- 疲労回復を手助けするビタミンC
- 貧血を予防する鉄分
- 食欲増進で健胃効果
- 利尿作用でむくみ解消
- 肝臓回復効果で二日酔い解消
- 解熱、去痰効果で風邪の症状緩和
checkナズナ
- セリと同じく、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分
- 骨を強くするカルシウム
- 抜け毛予防の亜鉛
- むくみを解消するカリウム
- 食欲増進で健胃効果
- 利尿作用でむくみ解消
- 肝臓回復効果で二日酔い解消
- 解熱作用
checkスズナ カブの別名です
- 胃腸の消化を助けるアミラーゼ
- 免疫力を高め、疲労回復を手助けするビタミンC
- 正常な血液凝固作用、止血効果をキープするビタミンK
- 骨を強くするカルシウム
- むくみを解消するカリウム
- 貧血を予防する鉄分
- 食欲増進で健胃効果
- リラクセーション効果
- そばかす予防
checkスズシロ 大根の別名です
- 肌を若々しく保つビタミンC
- 胃腸の消化を助けるアミラーゼ
- 骨を強くするカルシウム
- ビタミンA効果があるカロチン
- 便秘に効く食物繊維も豊富
- 食欲増進で健胃効果
- せき止め・気管支炎予防・扁桃腺炎予防
- ひび、あかぎれ予防
checkホトケノザ
- 鎮痛作用
- 食欲増進で健胃効果
- 解熱作用
checkゴギョウ
詳しい栄養成分は分かっていません。
- 風邪や気管支炎の緩和
- 咳を止める作用
- 扁桃腺炎予防
checkハコベラ
- 利尿作用のあるサポニン
- 止血作用のあるクマリン
- 利尿作用でむくみ解消
縁起物とされ、
- セリ→競り勝つ
- ナズナ→なでて汚れをはらう
- スズナ→神様を呼ぶ鈴
- スズシロ→汚れのない純白さ
- ホトケノザ→仏の安座
- ゴギョウ→仏体
- ハコベラ→繁栄がはびこる
お粥は、「お粥ダイエット」というのがあるように、炭水化物の摂取量を減らすことができます。七草粥をきっかけに、正月太り解消を意識して、食事にお粥を組み込むのもおすすめです。
七草粥の作り方 簡単な方法
ご飯から作るのが簡単です。
七草粥の作り方 ご飯から
材料
- 七草
- ご飯 お好み
- 水 ご飯の3倍
- 塩 小さじ1.5
作り方
- ご飯をザルに入れ、そのままボウルで水に浸け、パラパラにほぐし5分程置く
- ご飯を鍋に入れ、3倍の水を入れ、弱火で15分の後、火を止めて10分置く
- 七草をみじん切りにして、サッと湯通ししておく
- お粥に七草を入れ、塩で味を整える
動画ありました。こっちは分量が違います。
【お粥レシピ】七草粥の作り方♪How to Make Nanakusagayu♪
お米からバージョンも載せておきます。
七草粥の作り方 炊飯器で
材料
- 七草
- 米 1合
- 水 米の5倍
- 塩 小さじ半分
- 餅 1個
作り方
- 餅を1センチ角に切る
- 米を研ぎ、餅も入れて炊飯器のお粥コースで炊く
- 炊いてる間に、七草を洗い、スズナとスズシロの葉と実を分ける
- スズナとスズシロはイチョウ切り、その他の葉物は1センチ程度に切る
- お湯を沸かして、塩をひとつまみ入れ、七草を湯通しする
- 10秒ほどで色が鮮やかになったらザルにあげる
- お粥が炊けたら七草を入れ、塩で味を整える
七草粥の作り方 鍋で
材料
- 七草
- 米 1カップ
- 水 5~6カップ
- 塩 少々
作り方
- 米を研ぎ水気を切っておく
- 七草を軽く塩茹でし、水にさらす
- 七草の水気を絞り、細かく刻む
- 鍋に米を入れ、水を加えて30分煮る
- 炊きあがるちょっと前に、七草と塩を入れる
七草粥の味付けチェンジ
七草粥は、塩味薄めが基本です。
胃を休めるためなので、薄味が基本です。
しかし、七草粥きっかけに、ちょっと食事にお粥を取り入れようと考えると、薄味連続はなかなかキツイです。おかずの味の濃さで違いますが、薄味連続は飽きてきます。
七草粥の味を変えてしまうのもアリです。
縁起物ってことなら、一口分薄味を取り分けておいて、残りの味付けを変えてしまう作戦です。
オススメは、
- ガラスープ
- 味噌
- 和風だし
- 塩昆布
- ごま油
- コンソメ
- バターと醤油
- オリーブオイル
- 粉チーズ
ガラスープは特におすすめです。
七草粥 おかずは?
せっかく胃腸の調子を整える意味を持つ七草粥です。
おかずが胃の負担になってはプラマイ0です。
おかずにも胃に気を使ってもらいましょう。
魚
肉よりは魚って感じします。
煮付けもいいですし、焼き魚にして油を落とすのもいいです。
お刺身もいいです。
お粥にわさびも合いますし。
胃に負担をかけないというのなら、焼き魚ですかね。
半熟味玉
お粥に玉子を入れてしまうのもおいしいですが、おかずとなると半熟味玉がおすすめです。
半熟卵
- 熱湯に冷蔵庫から取り出した卵を、割れないように投入して7分
- 取り出して冷水で冷やす
タレ
- 鍋に、酒、みりんを2:1で入れ火にかけて、アルコールを飛ばす
- アルコールが飛んだら、みりんと同量の醤油を入れ沸騰直前で火を止める
- 冷やす
半熟卵をタレに入れて冷蔵庫で1日。
七草粥の前日、1月6日に仕込んでおきます。
チャーシュー
どうしても肉めいたものが食べたくなるようなら、チャーシューがおすすめです。
味玉を作るなら一緒に作ってしまいましょう。
- 豚バラの塊をタコ糸で縛り、表面をフライパンで焼いて焼色を付ける
- 酒1 みりん1 醤油2 水1の割合で圧力鍋に投入
- 長ネギの青い部分と、しょうがスライスと、豚バラを入れ、圧力鍋で20分
- 圧力鍋のピンが下がったら、少し冷まし、ジップロックに肉と浸る程度のタレを入れ密封する
- 冷蔵庫で1日置いて完成
point完全に冷めてから卵を入れないと、火が通ってしまいます。
漬物
漬物はなんでもいいですが、個人的には柚子白菜と柚子大根がおすすめです。
まとめ
七草粥は無病息災を願って食べるものです。
七草粥を食べておけば、1年健康でいられるはずです。
1年365日で1日3食食べると、1,095食です。
1,095回のうち、1回を七草粥にするだけで1年健康です。
食べときましょう。