お弁当のおにぎり 前日に作り置き 具と冷凍の注意点

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お弁当のおにぎり、できれば当日の朝に、炊き立てのご飯で作るのがおいしいです。とは言え忙しい朝、うっかり二度寝、寝坊なんてしたら大変です。「おにぎらず」というのも流行っていますが、この場合は「おにぎれず」になってしまいます。新婚の面白夫婦の奥さんが、寝坊して旦那さんのお弁当「おにぎれず」なら、笑って済ませられます。
これが子供の運動会や遠足、大事な野球の試合のお弁当の場合、ちょっと笑えないです。非行への入り口です。

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お弁当のおにぎり 前日に作り置きする場合の注意点

おにぎりが傷む原因は、雑菌です。
お弁当のおにぎりを前日に作ると、当然食べるまでの時間が長くなります。問題になるのは、その間におにぎりに雑菌が繁殖してしまうことです。

季節や地域によって、気温、室温も違ってくるので雑菌が繁殖するスピードは違いますが、環境が整ってしまえば雑菌は増えます。

その雑菌をどこからおにぎりにくっつくかというと、人間の手です。人間の手には雑菌がたくさんいます。水をつけて、ホカホカご飯をおにぎりにすることで、雑菌がおにぎりに移動して、ホカホカなのをいいことに繁殖してしまいます。

おにぎりに雑菌をつけないことが重要になってきます。


ラップを使う

おにぎりはラップを使って作りましょう。

作るコツは、お茶碗を使うことです。

  • テーブルにラップを大きめに切って広げておきます。
  • お茶碗におにぎりに必要な量のご飯を入れます。
  • 箸を使って真ん中に穴を開け、具を入れます。
  • 具をご飯で隠します。
  • 具が真ん中に来るように、箸で丸く形を整えます。
  • テーブルに広げたラップの真ん中にお茶碗をひっくり返し、すばやく丸めて握ります。
  • 形ができたら、手に触れないようにラップを少し開け、塩をまんべんなく振ります。
point形を整える際に、お茶碗を2つ使い、1つをフタのようにして重ね、中で転がすことでも形が整います。



ラップを使うからといっても、手はしっかり洗いましょう

前日の作り置きや、食べ物が傷みやすい暑い時期は特に注意が必要です。


お酢を使う

ご飯を炊くときに、お酢を入れることで、雑菌が繁殖しにくいご飯になります。

お寿司屋さんは酢飯を手で握っています。握り寿司は江戸時代、屋台で売られているものでした。ネタだけではなく、シャリも傷まないように工夫するために、お酢が使われました。

酢飯でおにぎりまで行かなくとも、ご飯を炊くときにお酢を入れることは効果があります。
入れる割合は、
point米2合大さじ1杯の酢

夏場はお忘れなく。


ご飯が温かいうちに海苔を巻かない

海苔は、湿気に弱く傷みやすいものです。前日に巻いてしまうことで湿気を含み傷み始めます。
海苔は食べる直前に巻くようにしましょう。


お弁当のおにぎり 具の傷みにくいもの

塩分が多いもの

基本の考え方として、塩分が効いているものは傷みにくいです。
おにぎりは塩でコーティングされています。塩分に弱い雑菌は多いです。
当然、具も塩分が多い方が傷みません。

  • 梅干し
  • おかか
  • 塩昆布
  • 塩鮭
  • ゆかり
  • じゃこ
  • 高菜の漬物
  • 肉そぼろ


お弁当のおにぎり 具の傷みやすいもの

反対に傷みやすいものを覚えておきましょう。痛みやすいものに限って、おいしかったりします。作る場合は、すぐに食べましょう。



check

半熟味付け卵、美味しいんですけどねぇ。傷みやすいです。



checkマヨネーズ類

エビマヨ大好物なんですけれどもねぇ。ツナマヨも傷みやすいです。
マヨネーズの原料、卵ですもんね。



check生もの

冷蔵庫で保存するものですからね、前の日からおにぎりで温めたら傷みます。
イクラ、生たらこは塩分があっても、前の日からはダメです。
作ったらすぐ食べましょう。



check汁気の多いもの

水分は雑菌の繁殖します。



check混ぜご飯、炊き込みご飯

混ざっている具や、炊飯ジャーに入っている時間によって傷みやすいので注意です。


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お弁当のおにぎり 冷凍する?

前日におにぎりを作りました。さて、どうやって保存しましょう。

冷凍をするのか、冷蔵をするのか、常温でいいのか。
電子レンジが使える環境かどうかで決めましょう。


電子レンジが使える環境で食べる場合

冷凍はおすすめです
食べるまで解凍されないように保冷剤などと一緒にしておきましょう。
レンジで温めることで、凍っていた水分がご飯をふっくらさせてくれます。


電子レンジが使えない環境の場合

冷凍はおすすめしません
自然解凍した冷凍おにぎり、ちょっと残念です。
普通の人は、ちょっとした罰ゲームに感じます。
味に無頓着な人でも、さすがに「ん?」ってなります。
パサパサです。


夏場は、冷蔵庫に入れましょう

冷蔵庫に入っている間は、低温のため雑菌の繁殖を抑えられます。
繁殖活動が始まるのは、常温になるタイミングです。

低温をキープする方法と、殺菌する方法があります。


低温をキープ

保冷バックや保冷剤を使い、低温をキープすることで、雑菌の繁殖を抑えます。

殺菌

出かける前に、ラップに包んだまま電子レンジで加熱します。ほとんどの食中毒に繋がる菌は、75℃以上で1分間加熱する事で、99%は死滅します。しっかり加熱して、ラップに包んだままにしておけば、お昼まで常温でも大丈夫です。


冬場は、常温でも大丈夫です

大丈夫とは言っても、暖房がガンガン効いた部屋はダメですけどね。
雑菌の繁殖活動が活発な温度は、10℃~65℃と言われています。
10℃以下の場所で保存できれば、繁殖は抑えられています。


まとめ

しっかりと対策をとっても、傷んでしまうことは考えられます。
傷んでしまっても食べなければいいのです。

匂いや見た目で異常を感じたら、食べるのをやめましょう。

子供たちにも、

  • ベタベタしすぎている
  • 酸っぱい臭い、味がする
  • 糸を引いている
  • カビが生えている

こんな時は食べちゃダメだと、きちんと伝えましょう。
子供たちは初体験かもしれません。
傷むとどうなるかを教えることが大事です。

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