さんまのわた、食べるのがツウだって、居酒屋で知らないおじさんが若者に大声で話してました。
「食べたこと無いですよー。だって、苦いじゃないですかー」
「その苦味がいいんだよー」
お酒飲んでるとはいえ、苦いって知ってるんだったら食べたことあるだろってとこは拾ってあげましょう。
せっかくの若者のボケを潰しちゃいけません。
さんまのわた 食べるものなの?
食べるものです。
地方によって食べないというところもあるようですが、食べられます。
無理に食べる必要ないですが、和食のマナーでは、さんまのわたは食べるものとされています。
新鮮なさんまは、わたの苦味が少なくそれほど抵抗なく食べられます。
食感が苦手という方もいますが、苦味に慣れれば食べられます。
考えてみるとイカの塩辛も内臓混ざってます。
食べ方次第で、内蔵はおいしいんです。
ほかほかご飯に、日本酒のつまみに、好相性です。
さんまのわたに赤い糸
たまにわたの中に赤い糸のようなものが見つかります。糸と言うか、糸ミミズと言うか、線状の虫のようやつです。
さんまが食べたエサかなぁ、海にはいろいろいるし、見た目は気持ち悪いけど、まあ平気だろう。
平気です。
食べても人体に害はありません。
正体はラジノリンクスという寄生虫です。
寄生虫といっても人間には寄生しません。さんまの内蔵に寄生します。充分加熱してあれば食べても問題ありません。
さんまの缶詰なんかでも見つかることがあります。缶詰で見つかっても、問題になることはありません。
さんまのわた 栄養あるの?
さんまのわたには、美容効果があります。
女子が食いつく美容効果です。苦いのくらい平気になります。
レチノール
コラーゲン増やす働きを持っています。肌の弾力の低下防止、たるみ防止、シワ防止に効果があります。
さらに、肌の再生、皮脂分泌のコントロールの作用もあるので、吹き出物も防ぎます。
レチノールはビタミンC、ビタミンEと一緒に摂ることで効果が上がります。
さんまにカボスやレモンをかけて食べることは、理にかなった食べ方なのです。
さんまはわた以外も栄養満点
特筆すべきはDHAとEPAです。
DHAもEPAも、人の体内で作ることのできない栄養素です。
DHAの確認されている改善効果
- 動脈硬化
- 糖尿病
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
- メタボリックシンドローム
- アレルギー性鼻炎
- 視力低下
- 認知症
- うつ病
EPAの確認されている効果
- 中性脂肪低下
- 抗炎症
- 抗アレルギー効果
- 血管を柔らかくする効果
- 精神安定
- 眼精疲労抑制
効果があるものが、歳を重ねるごとに不安になるものばかりです。
旬の時期は、年齢の数だけさんまを食べたほうがいいかもしれません。
さんま わたのレシピ教えて
塩焼きして食べて出てくるわたは、大根おろし、カボスと一緒に食べるとおいしいです。
最初からわたを取り除くレシピを紹介します。
わたみそ
材料
- さんまのわた 適量
- 味噌 適量
- みりん 適量
- カボスまたはレモン 少々
わたと味噌は1:1の量がおすすめ
苦味が苦手な場合は味噌多めで。
作り方
湯煎で、わた、味噌、みりんをゆっくり混ぜます。
とろみが出てきたところでカボスを搾ってできあがり。
味噌マヨ感覚できゅうりにつけて食べてもおいしいです。
そのまま舐めてもおいしいです。
わター醤油
材料
- さんまのわた 2尾分
- オリーブオイル 小さじ1
- バター 小さじ1
- 醤油 大さじ1
- 酢 小さじ1
- にんにく 1片
作り方
わたを塩水でそっと洗い、裏ごしする
にんにくはすりおろす
小さめの鍋で、オリーブオイル、にんにく、わたを入れ弱火で加熱
香りが出てきたら醤油と酢を加え、少し煮詰める。
バターを入れ溶けたら完成
少しずつかけてみることをおすすめします。
これを、フランスパンのスライスにつけて食べると変にクセになります。
さんまわたごとパスタ
材料
- さんま 2尾
- にんにく 2片
- たまねぎ 2分の1個
- オリーブオイル 大さじ4
- パスタ 2人分
作り方
にんにくみじん切りにします。
玉ねぎをスライスします。
さんまは3枚におろし、料理酒をふりかけ、ひとくちサイズに切っておきます。
わたはとり分けておきます。
パスタを茹でます
茹で上がる前に、
フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火で加熱します。
ニンニクの香りが出てきたら、玉ねぎを炒めます。
少し火が通ったところでさんまを入れます。
さんまに火が通ってきたところで、わたを入れ、料理酒を大さじ1入れて炒めます。
塩で味を整えます。
パスタと和えて完成です。
一応、さんまの捌き方動画載せておきます。
超簡単!さんまのつぼ抜き方法
サンマ3枚下ろし
まとめ
さんま、漁獲量が減って来ているらしいです。
栄養の宝庫、残さず食べましょう。
歳の数だけ食べましょう。