生姜のはちみつ漬け。名前を聞いただけでなんとなく身体に良さそうな感じがします。
感じがするだけでなく、生姜のはちみつ漬けは特に寒い冬にはうってつけの効果がある健康食品です。自分で作るのはハードルが高いかなと思うかもしれませんが、料理をした事が無くても簡単に作る事が出来ます。
ワタシが実際に作って見ました。
生姜のはちみつ漬け 作り方
どれくらい作るのが簡単かというと、
point生姜を切る。pointはちみつに漬ける。
point2日ほど待つ。
完成。
大まかにいうとこれで終わりです。
ですが、より効果が出やすい様に、より美味しく食べられる様にもう少し丁寧に説明をしていきます。
レシピをいくつか見ましたが、生姜が何グラムといわれても正直どの位の量なのか解りにくかったので、今回は100円位で売っている1袋に1つ塊の入っているモノをとりあえず2つ買ってきました。
重さを計って見た所、1つの塊りで大体100グラム前後でした。
レシピを見て作る際に参考までに。
まず生姜をよく洗い汚れを落とします。皮は剥く方が良いというレシピと剥かなくて良いというレシピがありましたが、皮の部分には栄養が多いといわれている為、今回は剥かずに作りました。
端の乾燥している部分と、汚れの気になる部分だけを少し取り除きましょう。
ショウガを厚さ1ミリ前後になる様にスライスしていきます。あまり極端に厚く切ってしまうと、生姜の成分がはちみつに溶け出すのに時間が掛かってしまう為です。
コツは買う時に切りやすそうなゴロっとした形のモノを選ぶ事です。
どうしても包丁が苦手な場合はピーラー(皮むき器)や薄切りスライサーを使うと良いでしょう。
ショウガを切り終わったら、沸騰したお湯に入れます。沸騰している所に生姜を入れると、1度沸騰が収まるので再沸騰したらざるに生姜をあけてしばらく放置して水を切っておきましょう。
沸騰したお湯に入れるのはあく抜き、殺菌の為と、後で詳しく説明しますが、熱する事で生姜の成分を変化させ、冷え性に効果が出る様にする為です。
水が切れたらキッチンペーパーで余分な水分を取りながらビンなどの密閉容器に入れていきます。保存期間を延ばす為に、容器は煮沸消毒しておきましょう。
生姜を容器に入れ終わったら、生姜が全部はちみつに漬かるまではちみつを入れます。
後は蓋をしっかり閉め冷蔵庫に入れておきましょう。
1~2日経つと、生姜の成分や水分がはちみつに溶け出し、はちみつがサラサラした感じになってきます。
これで完成です。
生姜のはちみつ漬け 保存期間と効能、効果
完成した生姜のはちみつ漬けは、容器の煮沸消毒をしっかり行っていれば3か月程度です。
はちみつは糖分が非常に高濃度の為、細菌の水分を奪い繁殖を抑える力があるのでもともと保存期間が長い食材です。また、はちみつに含まれるグルコン酸には強力な殺菌作用があります。風邪の予防や喉の痛みに効くのはその為です。
その他にはちみつに含まれる成分にはビタミン類やミネラル類、アミノ酸や酵素といった栄養素があります。
一方、生姜も健康に良い食材として有名です。生姜に含まれる主な成分には、ジンゲロールやショウガオールがあります。
ジンゲロールには強い殺菌作用があり、生の状態の生姜に多く含まれています。ショウガオールには血流を改善させ身体を温める効果があります。ジンゲロールは加熱する事で、ショウガオールへと変化します。
先ほど生姜を沸騰したお湯に入れたのはこの為です。
生姜のはちみつ漬けにする事で、はちみつと生姜の身体に良い成分を同時に取る事が出来るのです。
生姜のはちみつ漬けの主な効能には、
- 冷え性、血行の改善
- 免疫力の向上
- 便秘の解消
- ダイエットや美容
- 高血圧の予防
- 疲労回復
- 強肝作用、二日酔いの防止
などがあります。
良い事だらけ過ぎてビックリしてしまいますね。
しかし、これらの効果を最大に発揮させるには継続して摂り続けることが大事です。
point1歳未満の赤ちゃんは腸内細菌が少ないためボツリヌス菌が増殖してしまいます。乳児ボツリヌス症になってしまうことがあるので、絶対にはちみつを与えてはいけません。
生姜のはちみつ漬け 使い方レシピ
毎日続けるのに一番お手軽な方法は飲み物です。
checkはちみつを大さじ2杯ほどコップに入れお湯で割る。漬かっている生姜もお好みで1、2切れ入れても美味しいです。 check炭酸水で割れば、すっきり飲めるジンジャーエールの完成です。 check紅茶やホットミルクに入れて飲むと生姜の風味が加わります。これならばちょっと時間が空いた時にすぐ飲む事が出来るので、毎日続けるのも苦にならないでしょう。
その他、どの様な料理でも砂糖の代わりに使うとコクが増します。
参考までに
鶏肉の照り焼き
材料
- 鶏の胸肉 300グラム
- 片栗粉 大さじ3杯
- ニンニク 1~2片
- しょう油 大さじ2杯
- 生姜のはちみつ漬け(はちみつ) 大さじ1杯
- 生姜のはちみつ漬け(スライスした生姜) 2、3切れ
- みりん 小さじ1杯
- 塩、コショウ 適宜
作り方
pointまず鶏の胸肉を食べやすい大きさに切り、塩、コショウをまぶします。 pointビニール袋に切った鶏肉、片栗粉をいれて鶏肉にまんべんなく片栗粉が付くように揉み込みます。 pointフライパンに油をひき、弱火で薄くスライスしたニンニクと生姜を炒めます。 pointニンニクの香りがして来たら鶏肉を投入。 point鶏肉の両面が焼けてきたらしょう油、みりん、はちみつを投入。 pointタレを鶏肉にからめる様に炒めます。完成です。
漬けこんだ生姜の方は、なかなか量が多いので使い切るのが難しい場合、台所の三角コーナーの水切りネットなどに10~20切れ程いれて口を縛り、お風呂に入れてしまうのもアリです。
温浴効果も高まりますし、はちみつには保湿の効果があります。
まとめ
生姜のはちみつ漬け、ホントに簡単にできます。
その割に栄養価が高いです。
身体に抜群に良い効果を発揮してくれます。
毎日上手に身体に取り入れて健康な日々を過ごしましょう。
レモンのはちみつ漬け 皮は食べる? 作り方と保存方法と食べ方