折り紙でひな祭り、お内裏様とお雛様、三人官女と五人囃子です。
全部作って並べると、それなりのお雛様セットになります。
三人官女と五人囃子は持ち物で特徴を出しましょう。
動画は音が出ます。ボリューム注意です。
ひな祭りの折り紙 雛人形いろいろ
雛祭り折り紙でお雛様の折り方作り方 創作Origami dolls
雛祭り折り紙でおだいりさまの折り方作り方 創作Origami dolls
折紙の折り方 雛飾り 男雛 おびな
折紙の折り方 雛飾り 女雛 めびな
おりがみ=お内裏さま(おだいりさま)ひな祭り= Japanese Traditional Origam The Girls Festival
おりがみ=お雛様(おひなさま)ひな祭り= Japanese Traditional Origam The Girls Festival
お内裏様とお雛様って誰?
子供たちに聞かれた時のために、答えの準備だけしておきましょう。
元々雛人形は、人間の災いを人形に移して川に流す際に使うための人形でした。
それが、平安時代の貴族の子供たちが、天皇の御所を模した御殿や飾り付けで遊ぶごっこ遊びが流行り、現在の豪華な雛人形に繋がっているとされています。
つまり、天皇の御所を模した人形ということなので、それぞれ天皇、皇后をあらわしているということになります。
童謡「うれしいひなまつり」の歌詞から、お内裏様とお雛様と呼ばれますが、元は「男雛」と「女雛」の一対を「内裏雛」と呼んでいました。
天皇、皇后がまだわからない年齢の子には、「昔の偉い人」で押し通していいかもしれませんね。
ひな祭りの折り紙 三人官女編
おりがみ=三人官女(さんにんかんじょ)ひな祭り= Japanese Traditional Origam The Girls Festival
三人官女 簡単折り紙 EasyOrigami Three court ladies
折り紙の折り方 雛飾り 三人官女
三人官女って?
宮中に仕える女官です。
お内裏様とお雛様のお世話をする仕事をしています。
食事や、身の回りの世話、楽器の演奏、歌を詠んだり、礼儀作法を指導するなど、先生的な役割もします。
雛人形の三人官女、形式は立っていたり座っていたりと様々です。
基本形と呼ばれるものは、
向かって右から順に、長柄銚子(ながえのちょうし)、三方(さんぽう)、加銚子(くわえのちょうし)を持って並びます。
持ち物の特徴をチェックしておきましょう。
- 長柄銚子(ながえのちょうし) → 柄の長い、お酒を注ぐ道具です。持ち手の長い急須のイメージです。
- 三方(さんぽう) → 盃が乗っている三方 盃そのものを持っている場合もあります。
- 加銚子(くわえのちょうし) → 長柄銚子にお酒を足すための入れ物です。蓋のないやかんのイメージです。
真中で三方を持った官女が女官長で、この官女のみが既婚者です。
既婚者のため、眉を剃っていて、お歯黒をしています。
両端の2人は未婚のため、眉はそのまま、お歯黒もしていません。
折り紙に顔を書くとき、問題になりそうです。
- 真ん中は口が黒い
- 真ん中は眉毛を書かない
- 両端は口が赤
- 両端は眉毛を書く
checkお歯黒と眉毛、知っておきましょう。
お歯黒は、日本古代から明治時代末期まで、女性の化粧に欠かせないもので、艶のある漆黒に塗られたものが美しいとされていました。結婚するとお歯黒をして、子どもが生まれると眉を剃り落とすという習慣があり、表情を出さないことが美徳と考えられていました。
子供たちには表情豊かに育ってほしいものです。大人がわかるように、顔に出してもらいたいものです。
ひな祭りの折り紙 五人囃子編
おりがみ=五人囃子(ごにんばやし)ひな祭り= Japanese Traditional Origam The Girls Festival
五人囃子って?
お囃子を奏でる5人の楽人です。
向かって右から楽器が小さい順番に、謡(うたい)、笛(ふえ)、小鼓(こつづみ)、大皮鼓(おおかわつづみ)、そして太鼓(たいこ)の順に並んでいます。
囃子って?
能や狂言、歌舞伎などの芸能で、拍子をとり、気分を盛り上げるために奏する音楽を囃子といいます。
折り紙で作った5人は、持ち物の絵を書いて区別しましょう。
それぞれの持ち物は、
- 謡(うたい) → 扇 扇子の閉じた状態
- 笛(ふえ) → 横笛
- 小鼓(こつづみ) → 肩に乗せて手で叩く小鼓
- 大皮鼓(おおかわつづみ) → 太ももに乗せて手で叩く大鼓
- 太鼓(たいこ) → 床において叩く太鼓
簡略化した絵を書いて、切り抜いておいてもいいかもしれません。
まとめ
折り紙で雛人形いろいろまとめました。人形の形で見ると大して差は無いので、ポイントは顔と持ち物です。他にも子供たちに投げかけられそうな質問の答え、先回りして準備しておきましょう。
わからない質問された場合、わからないと答えましょう。
大人にもわからないことはたくさんあるのだと、きっちり伝えましょう。