痔デビューした日はショックでした。
あれだけショックを受けて、あれだけ恥ずかしい思いをして、あれだけ心に誓ったのに。
奴は、また来やがった…。
痔が再発 今度はイボ痔
4年前です。
朝起きるとなんだか熱っぽくて、軽くフラフラする感じがありました。
いつも通り、トイレに行くと血便が。
血はよくないだろうと。
血が出ててフラフラするのだろうと。
きっと、なんかやらかしたんだろうと。
血を拭き取ったトイレットペーパーをスマホカメラで撮り、観念して病院に行きました。
血便よりも、熱とフラつきがきつかったので、てっきり血液検査で病気を探るもんだと思っていました。
スマホの写真を見た病院の先生は、おもむろにピタッとしたゴム手袋を装着しました。
「じゃあちょっと横になりましょうか。横向きで」
「ん?仰向けですか?」
「横向き。で、ズボンおろして」
「えー?」
「多分、この血の色だと、痔だね。」
「そ、そうですか。」
という流れで、ケツ穴に豪快に指を入れられ。
「はい、やっぱりそう。痔。」
「熱っぽいんですけど。」
「熱出る人もいます。血は出てるんでね。」
「そうですかー。」
と。
黒い血が出て来ているようだと、もっと奥の方で出血してる可能性がありますが、これだけ赤い血だと出口に近いとのことでした。
年齢も40歳を越えているので、念のため内視鏡で検査しておきましょうということになり、検査の予約を取りました。
痔は、軟膏を塗って様子を見るということになりました。
薬局のおばちゃんが、他の方に痔の薬だとばれないように、小声で処方内容を説明してくださったのですが、おケツの穴から指を入れられた恥ずかしさに比べると、他の人に痔だとバレることなど、少しも恥ずかしくなかったです。
若い女性がいなかったからかもしれません。
大腸内視鏡検査
後日、大腸内視鏡検査をやりました。
これがキツイ。
前日から下剤を飲んで、お腹を空にする必要があります。
当日、すっかり空っぽになった状態に仕上がりました。
飲み物を飲んで、そのまま出てくるくらい空っぽです。
何回トイレに行ったかわかりません。
結構げっそりして病院に着いて、なんか薬を飲まされ、お尻の穴が丸見えのパンツを履かされ、検査開始でした。
左の膝に右足首を引っ掛ける形で仰向けに寝て、お尻の穴丸見え状態です。
何回もトイレに行って、お尻を拭きすぎてヒリヒリしています。
それを見てなのか、お約束のセリフなのかわからないですが、
「検査のために、よく我慢してくださいました。ありがとうございます。」
と、担当の先生から検査の準備への労いの言葉をいただきました。
そこから検査にすんなり進行してもらえれば良かったのですが、どうやら特別ゲストが。
「本日は勉強のために、見学をさせて頂きます。」
という、他の病院の先生なのか、見学の方にも挨拶をされました。
そんなことをケツ穴丸出しになってから言われても、どう返していいのかわからず。
「つまらないものですが、よろしくお願いします。」
と、訳のわからん挨拶をしてしまいました。
いよいよ検査が始まると、お尻の穴からどんどん内視鏡カメラが入ってきます。
炭酸ガスを入れるとカメラの進み具合がよくなるらしく、カメラと一緒に入れられます。
「ガスが入りますけど、おならは我慢しないでしてくださいね。」
と、お尻の穴丸出しの状態で言われます。
我慢できる状態じゃなくなります。
もし途中で具合が悪くなったら、麻酔の注射をするとのことでした。
そのもしもの展開通り、しっかり痛みで具合が悪くなり、麻酔を注射され、そこから意識が朦朧としてきたところで検査が終わりました。
待合室に戻ってからもしばらく具合が悪く、ちょっと横になってから復活しました。
幸い検査結果は悪いところ無しでした。
結構キツイ検査でした。
準備も、検査もキツかったです。
そもそも、痔で血便がすべてのスタートです。
いきなりお尻の穴に指を突っ込まれたのも、
薬局のおばちゃんに気を使ってもらったのも、
検査のために下剤飲んで苦しんだのも、
お尻を拭きすぎて痛くなったのも、
お尻の穴を見学されてしまったのも、
麻酔で朦朧としたのも、
すべては痔がスイッチを押したのです。
もう絶対に痔になんかならんぞ!
と、強く心に誓ったものです。
長い前フリですが、ここまでの流れがあって、今回イボ痔になってしまいました。
心に誓うだけじゃダメみたいです。
痔の原因 心当たりあるもの
病院の先生は、初診の際に痔の原因を探ってくれました。
そもそも痔は、いろんな原因が重なって発症
します。
ストレスや肉体疲労
免疫力が低下して、細菌に感染する率が上がって、痔の原因になります。
便秘
便が硬くなって、肛門を傷つけてしまい、細菌に感染する可能性があります。
いきみ過ぎ
強くいきんだり、長くいきんだりすることで、肛門周辺に圧力がかかり、痔の原因になります。
下痢
便が勢い良く出ることで肛門を傷つけたり、通常では入らない場所に便が入ったりすることで、切れ痔や痔瘻の原因になることがあります。
肛門を清潔にしていない
拭き残しは細菌に感染する可能性が上がり、痔の原因になります。
肛門拭きすぎ
拭き過ぎで、傷をつけてしまうこともあります。
辛いもの食べ過ぎ
唐辛子など便としてそのまま排泄される香辛料などは、肛門の粘膜の炎症の原因になります。痔の原因になることもあります。
冷え性
血管が収縮することで、肛門周辺の血液の流れが悪くなり、静脈がうっ血して痔の原因になります。
タバコ
ニコチンも血管を収縮させるため、肛門周辺の血液の流れが悪くなり、静脈がうっ血して痔の原因になります。
座りっぱなし
長時間座りっぱなしでいると、肛門周辺の静脈がうっ血して痔の原因になります。
病院の先生に聞かれ、思い当たることを話してみると、
check座りっぱなし
の2つを注意してみるように言われました。
便秘でも下痢でもないし、いきみ過ぎてもいないですが、拭き過ぎってことは考えられました。
- 泥落とし
- 仮拭き
- 本拭き
- ツヤ出し
と、4回拭くのがデフォルトでした。
ウォッシュレットがあるなら、トイレットペーパーは押し当てるだけでいいと。
ウォッシュレットあって4回はやりすぎだと。
それと、パソコン仕事なもので、集中し始めると3時間~4時間座りっぱなしなんざしょっちゅうあります。
1時間座ったら、10分くらい立ち上がるようにと。
同じ体勢でずっといることが良くないと。
痔は、一度できる人になると、ちょっとずれた場所にまたできることがあるので、油断しないでくださいと。
肝に銘じました。
痔の予防法 すっかり忘れてた
肝に銘じていた、
check肛門拭きすぎcheck座りっぱなし
ここ最近、どっちもうっかり忘れていました。
肛門拭きすぎは、スマホを見ながらトイレに入るとうっかりやってしまいます。
ニュース記事なんかに目を奪われていると、昔からのクセで、
- 泥落とし
- 仮拭き
- 本拭き
- ツヤ出し
の4度拭きをしてしまって、毎回「ツヤ出し」のところで思い出します。
あー、明日は気をつけよう
↓
スマホ持ってトイレ
↓
うっかり4度拭き
この流れが続いていました。
座りっぱなしも、仕事が立て込んで、集中し始めてしまうとやってしまいます。
また姿勢が悪い。
椅子の上であぐらをかいたり、気づくと痔対策で設置している座布団が機能していない場所に、長いこと座りっぱなしということがよくあります。
そんな中、妻が仕事先で配られた、正しいパソコンの姿勢のポイントが記されたプリントを持ってきました。
- 画面から40センチ以上離れ、視線が下向きになるようにする
- 肘が90度以上にしてキーボードに届くようにする
- 足裏全体が床に着くようにする
- 座面の高さを調整して、深く腰掛ける
- 骨盤と背骨が直角になるイメージで座る
- 太腿と床が平行になるようにする
こんなようなことが書いてありました。
「足裏全体が床に着くようにする」
これ以外全部アウトでした。
姿勢が良くなって、長く座っても疲れなくなって、長く座ってしまったらおそらく痔には良くないでしょう。
正しい姿勢で、正しい休憩がベストなはずです。
拭きすぎず、座りすぎずをしばらく意識することにします。
まとめ
今のところイボ痔は、市販の軟膏で凌いでいますが、よくならないようなら病院に行ってきます。
pointスマホを持たずにトイレpointパソコン作業中、考える時間は立ち上がる
自分の中で絶賛キャンペーン中です。