40代後半になって、50代が近づいてくると、同世代の仲間との会話に尿漏れの話題が出てきます。頭薄くなったとか、白髪がアホみたいに増えたとか、老化を受け入れることにストレスが溜まっってくる年代です。
尿漏れの話題は、みんな笑い無しで深刻な顔つきになります。
尿漏れの男性 改善のために試したこと
忍び寄る尿漏れのあやしい気配を感じたのは、40代後半でした。
キレが悪くなってきているかもという感じはあったのですが、ある日、
「え~~、そんなに出る?」
って日がやってきました。
check 同世代の仲間と話してみると、思ってた以上に同じ症状の仲間がいました。
体感として、毎日晩酌してお酒を飲んでいる人は、率が高いのかもしれないと思いました。
周りの友人はみんな飲んでるみたいなんですが…。
毎日お酒は飲まなくても、利尿効果の高いコーヒーは欠かさず飲みます。
それも良くないのかなあなんて思いつつ。
男らしさ
老化によって出て来る症状を目の前にしたとき、男らしさは出ます。
頭が薄くなってきたからといって、坊主頭にしてしまった潔い友人がいます。
彼は薄毛を受け入れました。
「オレの髪はよく頑張った。もういい。」
と、頭皮が見えるほどの坊主頭になりました。
同様に、尿漏れを受け入れた友人もいました。
尿漏れパンツを使うようになっていました。
「漏れちゃうんだからしょうがねえよ。なんか気持ち悪いし、美味しく酒が飲めないよ。」
という理由で、尿漏れパンツを使うようになったそうです。
「サラッとしてて気持ちいいよ」
「ネットで買えるし」
「ひどくなったら病院なんだろうけど、まだ大丈夫かな」
男らしいです。
ギンナン
そんな会話の中、年配の飲み屋のマスターが、
「ぎんなん食うといいって聞きますよね」
とオヤジ軍団の悩みトークの中に入ってきてくれました。
「ギンナン?へー、そうなのか」
その場にいた友人がすかさずスマホで検索して、どうやらいいらしいと、ざっくり伝えてくれました。
家に戻って、改めて調べてみると、頻尿や尿漏れの症状をやわらげてくれる漢方薬として使われていたということでした。
腎臓の機能を高め、排尿の際に使われる骨盤底筋の働きを助けてくれるそうです。
男らしいふりして女々しいもので、なかなか尿漏れを受け入れられないオッサンは、病院よりも尿漏れパンツよりも、ギンナンを最初に選びました。
ギンナンはあれば食べる程度ですが、好きか嫌いかで言うと好き側です。
季節のもので年中食べるという意識がありません。
お正月の茶碗蒸しで見る程度だったのですが、今年は仕入れました。
ギンナンは食べ過ぎると中毒を起こします。
尿漏れを治したいからと言って、食べ過ぎはよくないです。
ギンナン:経口中毒量
小児 7~150 個、 成人 40~300 個
日本中毒情報センターの情報では、これくらいが中毒ラインのようです。
一気に40個はさすがに罰ゲーム感があるので、2日で10粒程度。
1ヶ月程食べ続けてみました。
料理に使うというものではなく、封筒に入れてレンジでチンする方法です。
軽く殻にヒビを入れてチンします。
1ヶ月も食べていると、1分チンするより、1分20秒チンした方が美味しいということまでわかってきます。
熱くなったギンナンの殻も、熱々のリアクションせずにキレイに取れます。
半信半疑で2週間くらい食べた辺りから、残尿感がなくなりました。
尿漏れを警戒して全部出し切ろうとしても、なんか残っている感じがずっとありました。
実際に出し切ったと思っても、残っていることもありました。
自分の感覚がおかしくなっている感じがあったのですが、それがなくなりました。
出し切ったと感じるときには、ちゃんと出し切っている打席が出てきました。
そのうち、出し切ろうという意識が無くても、出し切っている打席が増えてきました。
改善された感覚はありますが、まだ油断はしないようにしてはいます。
ただ、「大丈夫かな?」という不安によるストレスはかなり軽減されています。
check 個人差はあると思われますが、ギンナンで症状改善に向かったオッサンは実在します。
尿漏れの男性 原因は?
前立腺肥大
男性の尿漏れの原因は、加齢や生活習慣などの影響で、前立腺が肥大しておこります。
前立腺は尿道を囲むように存在する男性特有の臓器です。
前立腺が肥大したり、前立腺の筋肉が過剰に収縮すると、尿道が狭くなって尿が出にくくなったり残ったりします。
少量の尿漏れは「排尿後尿滴下」と言われ、40代後半から男性に多い症状です。
残った尿を出すためにしょっちゅうトイレに行くことで、頻尿という症状になります。
過活動膀胱
同じ頻尿でも、
- 夜に何度もトイレに行きたくなる
- 急に尿意に襲われる
- トイレまで我慢できずに漏らしてしまう
これらの症状は、
排尿筋が収縮してしまって、尿が少ししか溜められない状態で頻尿になっている可能性があります。
過剰な排尿筋の収縮によって、膀胱が過剰に働く「過活動膀胱」という症状です。
check前立腺肥大と過活動膀胱は併発することもあります。
何度もトイレに行きたくなって、行くとあまり尿が出ないという症状は、併発の可能性があります。
尿漏れの男性 トイレ後に意識した対策
ギンナンで症状が緩和されてきたとはいえ、未だに気を使ってしまう場面があります。
排便の後です。
尿漏れの症状が出始めるまでは、排便の際に無意識の内に排尿も済んでいました。
それが、無意識とはいかなくなってきていました。
意識しないと、なかなかの量の尿が残ったままトイレから出てしまいます。
立ち上がると尿意を感じ、再びトイレに行くと、さっき排便が終わったとは思えないほどの尿が出ます。
元々男性の体は、排尿は立ったままするように出来ています。
腹筋と骨盤底筋という筋肉に力が入って、尿は前に飛ばされます。
排便で座ったままだと、筋肉に力が入れにくい状態にはなります。
若い頃は座ったままでも力が入っていたんでしょう。
意識したことはなかったです。
それが、意識して力まないと出し切れなくなったのだと思われます。
それ以来、
排便が終わって、
ウォシュレットが終わって、
紙で拭いた後に、
一度全身の力を抜いてリラックスした後、腰の後ろ辺りを意識して力を入れて、尿を出し切るという動作を忘れずにやっています。
骨盤底筋を使っている動作だと思います。
これが習慣化してしまっています。
ギンナンで症状が良くなってきて、尿が出し切れていてもやってしまいます。
老化は止められないので、油断しないでやっていこうと思ってます。
トイレ以外でも対策はあります。
骨盤底筋を鍛える
排尿の際に使う筋肉を鍛える運動があります。
動画を上げておきます。
生活習慣を見直す
利尿作用のある飲み物を控える
- カフェインが含まれている飲み物
- アルコール
- 砂糖、人工甘味料が含まれている飲み物
これらは利尿作用があります。
大人の飲み物には大体入ってます。
入ってないものをリストアップすると、
- 麦茶
- 杜仲茶
- 黒豆茶
- ハーブティー
- 水
水が一番ですかね。
足がむくまないようにする
老化で心臓や血管の機能が落ちてくると、重力に負けて体内の水分が下半身に溜まります。
足がむくむ状態です。
このまま夜に横になると、水分が腎臓に戻ってトイレに行きたくなります。
夜間頻尿の原因になります。
まとめ
尿が漏れた場合の対策もアリですが、根本から改善するための対策を実践するのがいいように思います。
尿漏れパンツ履いているから漏らし放題になっても困ります。
平均寿命が伸びているんですから、尿漏れが定着する時期も先に伸ばしてやりましょう。
くれぐれもギンナンは食べ過ぎ注意です。