鼻血が出てきて、止まらないんだけど、どうしたらいいんだろう?
誰しも一度や二度、ある経験ではないでしょうか? 特に男子は普段から血を見慣れてないので、慌てまくります。
誰に言われたとなく覚えてる、後頭部トントンは果たして正しいのでしょうか?
鼻血が止まらない 止め方は?
「鼻血が止まらないんだけど、どうやって止めたらいいんだろう?」というのが鼻血が出た時の一般的な反応です。
出てる時間が長引くと、どうしてくれようって感じになります。
まずは移動しましょう。
洗面所、台所へ行き、鼻を流しに向けて出るだけ鼻血を出してしまいましょう。
とりあえず手っ取り早くごみ箱でもいいでしょう。
逆転の発想で、止めるのではなく出す方向です。血が減るじゃないかと思うかもしれませんが、なくなりはしません。
ティッシュを詰めたくなるのも人情なんですが、取り出す時に逆に傷つけてしまうので、これもあまりおすすめできません。出てきた血を拭く程度にしておきましょう。
僕の場合も御多分にもれず、後頭部をトントンはさんざんやりましたけど、まず、これはやめたほうがいいです。
後に詳しく聞いたのですが、かえって刺激になって、どんどん血が出てくることさえあるそうです。
そして男子の場合、十中八九、「Hな物でも見すぎたんじゃない?」と言われます。
人が困ってる時になんてツッコミをと怒らず、そこは我慢しましょう。
しばらくして出血が止まればいいのですが、そうはいかないケースが僕の場合でした。
鼻血で救急車を呼ぶ人もいるそうですが、僕はその誘惑も断ち切りました。
では、どんな状態だったのか少しお話しましょう。
鼻血が止まらない 30分止まらない
さすがに30分はまずいので、町医者でいいので耳鼻科に行きましょう。
僕の場合は、インターネットで鼻血を止める方法を調べるなんていう余裕がありませんでした。
ひたすら出てくる鼻血におろおろするばかりで、とりあえず近くにあったポケットティッシュを鼻にあてがっていました。ティッシュが水をざるで受け止めるように、血がどんどん浸みてきて、その下にあったふとんにまでポタポタ落ち、ほとんどパニック状態でした。
救急車はやめて、タクシーを呼びました。
大学病院まで直行。
救急じゃないので、鼻血ダラダラの状態で受付に行くと、下に血がこぼれないようにビニールのエプロンみたいなのをあてがわれ、待合室の長椅子に寝かされて、長い間待たされただけでした。大学病院ってこんな感じです。
ティッシュはポケットタイプでは全然足りず、ボックスティッシュを持っていきました。
タクシーのシートに血が落ちないか心配になるくらいダラダラ出てました。
タクシーで病院に行く場合、ボックスティッシュ、鼻にあてがうビニール袋、さらにタクシーのシートに血がつかないように、ビニールのシートがあればなおいいですね。
結果、僕の場合は重傷でほどなく入院になりました。
タクシーで病院に行きましたが、救急車呼んでいいレベルでした。
30分出っぱなしは救急車呼んでいいみたいです。
ただ、難しいし、恥ずかしいです。
鼻血です。
救急車呼んで、到着する前に鼻血が止まるかもしれません。
派手にサイレン鳴らして登場してもらって、鼻血が止まってしまっても微妙です。
鼻血が出ていても、近所の人には、
「相当興奮したんだろうね」
と、あらぬ妄想をされてしまいます。
鼻血で救急車を呼ぶ人多いらしく、行くと止まってるということも結構あるようです。
なので、20分くらい出っぱなしなら、タクシーで病院に向かってしまう方がいいです。
タクシーはサイレンがないだけありがたいです。
もし判断迷うようなら、「東京消防庁救急相談センター」というのがあります。
「救急車を呼んだほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口になっており、相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)が、24時間年中無休で対応しています。
#7119(携帯電話、PHS、プッシュ回線)
こちらに相談してみると、的確に判断してもらえます。
東京以外の地区にも同様の窓口があるところもあります。
電話番号を知っておくと、いざというときに役に立ちます。
鼻血が止まらない 原因なんだろ?
僕の場合は、鼻中隔血膿とかいうやつで、鼻の奥の鼻中隔という所に血の腫瘍ができていて、それが決壊したとのです。
痛みはほとんどありませんでしたね。
ただ、ものすごい出血なので、結局手術ということになって、全身麻酔(全マ)して、内視鏡で切除してくれたようです。
原因は医者からも特に言われませんでした。悪性だった場合は、脳に近いので大手術になることもあるようです。
その場合は覚悟を決めましょう。
というわけで、僕の場合は重症だったのでレアなケースかもしれませんが、鼻血はいろんな病気の前触れ、サインのようなので、あなどれません。
鼻の中にはキーセルバッハ部位とかいう昔の作曲家が不正乗車したような名前の、血管が網の目のように走っている部分があるそうで、何かの拍子に出血が起こりやすいのだそうです。
- 寝不足、疲れ、ストレスから来る自律神経失調症
- 高血圧や動脈硬化などの循環器系の障害
- 腎臓病
- 肝臓病
- 白血病
- 血友病
- 風邪
- 鼻炎
- 鼻中隔湾曲症
- 上顎がん
- 上咽頭繊維腫
などなど、さまざまな原因が考えられ、これらの病気から鼻血が出ることがあるそうです。
また、飲酒や喫煙による血圧の上昇でもなることがあるので注意しましょう。
まとめ
とりあえず、ティッシュを詰めて後頭部をトントンだけはやめましょう。
台所で鼻血を出しきってみても止まらない場合は、頭を高くしてとりあえず安静にして病院に行きましょう。
横になって頭を低くすると、喉に血が流れて具合が悪くなります。
30分止まらないようなら、救急車呼んでいいレベルです。
頭を打って鼻血の場合は即救急車ですよ!
鼻血は未病の、ある意味ありがたいサインかもしれません。
たかが鼻血、されど鼻血です。