お薬手帳って、病院によく行く人はもちろん、健康な人もあったほうがいいです。
健康でもそうじゃなくても、あったほうがいいです。
お薬手帳って必要?
必要です。
1年に1回しか風邪をひかない。
しかも、病院には行かずに、寝て治すという人には、お薬手帳ってピンとこないはずです。
数年前までそうでした。
「◯◯は風邪ひかない」なんてよく言われますが、普段からうがい手洗いをきっちりやってるんで、調子がいいと3年位風邪ひきません。
◯◯じゃないから、しっかりケアしてるんだぜ!ってタイプだったので、お薬手帳も貰ったことあるなあ…。どこにあるかなあ?って感じでした。
しかし、考え方変わりました。
知人のお子さんが、抗生物質でアレルギーが出たことがあるらしく、病院に行く際には、必ず医師にその旨を伝えなければいけないのだそうです。
そこで、保険証とお薬手帳を、同じパスケースにまとめて入れていたのだそうです。
そのお子さんは、そのアレルギー以外はものすごい元気で、風邪も引かないのだそうです。
しょっちゅう病院に行っている場合や、同じ病院に通っているなら、アレルギーがあったことも、それ以外は元気だということもお互いにわかっています。
その一家、お子さんが幼稚園に上がるタイミングで、家を新築し、違う街に引っ越しました。
その街で、最初の病院に行ったときに、お薬手帳でアレルギーを思い出したそうです。
健康な人ほど、病気の時間が短いです。
その短い時間で発生した情報、高確率で忘れます。
自分が足を骨折して入院した時期の詳細情報。
歩けるようになると忘れます。
おふくろに、
「オレはおたふく風邪ってやったっけ?」
聞いたことがあります。
「やったっけ?風疹だっけ?」
まさかの質問で返されました。
こんなもんです。
人間、喉元過ぎれば熱さを忘れるのです。
健康になってしまうと、病気の情報は忘れてしまうのです。
アレルギーなどの重要な情報も、忘れる可能性はあるのです。
お薬手帳があることで、大事な情報の詳細はもちろん、大事な情報があるということを思い出すためのスイッチになってくれます。
お薬手帳のメリット
point薬の情報を管理お薬手帳の最大のメリットは、薬の服用履歴やアレルギーなどが、医師や薬剤師に伝えられるということです。
薬のアレルギーは、初めてより2回目の方が症状が重くなる傾向があるため、予防するための情報を記しておけることは、最大で重要なメリットです。
複数の病院に通院することになった場合、薬の悪い飲み合わせの防止にもつながります。
薬の組み合わせによっては、効果が薄くなったり、副作用が生じる場合もあります。
情報が揃っていればこそです。
東日本大震災の際にも活躍しました。
災害だけではなく、旅行時にも持って行くべきです。
薬の効き目や、体調の変化を記入しておけます。
お薬手帳は、薬剤師さんでなくても記入できます。
患者が記入してもいいのです。
基本、薬は家に持ち帰って服用します。
アレルギーの症状が出るのは家の可能性が高いのです。
アレルギーで蕁麻疹が出ているのか、たまたま違う理由なのか、一晩安静にしてたら鎮まってしまった場合でも、お薬手帳に記入しておいていいのです。
次回、違うアプローチを探ってもらえます。
ドラッグストアで買った薬も、記入することが推奨されています。
point薬局で・・・知られたくない病気の際、お薬手帳を見せて病名を伝えることができます。
薬剤師の方が気を使ってくれます。
以前、痔の薬を出してもらう為に、処方箋を薬局に持って行ったところ、痔ということを隠すように、お薬手帳の内容を指さしで説明してくださいました。
周囲の方に、痔だとわからないように配慮してくださいました。
これもメリットかもしれません。
せっかく気を使って頂いたのに、
「おケツの血が止まっても飲んだほうがいいんですか?」
と大声で質問してしまった自分の、空気の読めないっぷりを後悔しました。
2016年の4月から、半年以内に同じ薬局に持参すると、支払う代金が安くなる場合があります。
管理指導料という料金が500円掛かるところを、380円にしてもらえる場合があります。
大型病院の前などの、大型薬局などでは、割引が無いところもあります。
一度行きつけの薬局に確認しておきましょう。
内科、耳鼻科、歯科、どこに行っても原因不明と言われ、その内に症状が治まってくるそうです。
症状が出ていないと、診察しても判断が難しいのでしょう。
原因不明のまま、不安を抱えています。
こんな時に、発症した日時、症状などを記録しておくことは、原因究明に役立ちそうです。
- 日時
- 症状
- 食べたもの
- 心当たりのある体調の変化
- 体調を崩す原因になりそうな事柄
これらの情報を記録しておきたいものです。
お薬手帳に記録しましょう。
病院で伝えられます。
お薬手帳のアプリおすすめ
お薬手帳には電子化も進んでいます。
スマホで使える無料アプリも、たくさんあります。
いずれどの薬局でも使えるように統一されるか、互換性のある仕様にされるかなどの動きはあるようです。
機能がたくさんあるものも登場しています。
情報を先に送って、薬局で待ち時間が短くなるという仕組みを備えたものもあります。
使える場所がまだまだ限られていますが、今後増えそうです。
多くダウンロードされているものは
などがあります。
アプリに関しては、機種との相性もあるようで、組み合わせによっては上手く動かないものもあるようです。
個人的にオススメなのは、家族のお薬手帳もまとめて管理できるアプリです。
夫婦間はもちろん、子供やお年寄りの薬情報まで把握できるものがオススメです。
アレルギーのあるお子さん、いくつかの薬を服用しているおじいちゃん、おばあちゃんの情報を、家族全員のスマホでシェアしておくことは、緊急事態の準備としてしておいたほうがいいです。
家族の緊急事態、誰が一緒にいるかわかりません。
誰に連絡が入るかわかりません。
緊急です。
いざという時、どんな流れでアプリを立ち上げて、どの部分を伝えるのかを確認しておくことは、家族みんなで一度やっておきたいものです。
家族の誰かがスマホの機種変更をしたら、誰かのバックアップが載せられるというのも、今後出てくるはずです。
ここまでスマホの話をしておいてなんですが、紙ベースのお薬手帳もバックアップとして保管しておくことをおすすめします。
スマホは、壊れます。
まとめ
お薬手帳、スマホをお持ちの方は、アプリをオススメします。
スマホの無い方は、保険証と一緒に管理しておくことをオススメします。
健康な人ほど、忘れてしまうほどの時間ができます。
健康な人ほど、お薬手帳を見直しましょう。