口臭があるとどうしても他人に嫌がられているのでは?と気になってしまい、積極的に行動する事が出来なくなってしまう事もあります。
虫歯や歯周病は治療する必要がありますが、普段の生活に少し気を付けることで口臭を予防する事が出来ます。
口臭を消す方法 食べ物編
即効性のある食べ物
今、この時!
という口臭が気になるタイミングの場合、即効性のある食べ物には梅干しやレモンがあります。
梅干しやレモンに含まれているクエン酸という成分には強力な殺菌作用があります。
またあの酸っぱさで唾液の分泌量が増えます。
そうすると唾液は口内の雑菌の活動を抑える働きをしているので、殺菌と抗菌の効果が得られます。
口臭の原因となるたんぱく成分(メチルメルカプタンなど)を分解する、酵素を含んだ食べモノも有効です。
たんぱく質分解酵素を含む食品には
- パパイヤ
- パイナップル
- いちじく
- キウイ
- ショウガ
- アボカド
- パセリ
口臭は空腹の時間が長くなると酷くなってしまうので、上記したフルーツなどは食事と食事の間に食べるのが最も効果があると言われています。
さすがに他人がショウガやパセリをおやつ感覚で食べているのは、「え?どうしたの?」と、ちょっと引いてしまいますが・・・。
口臭の原因となりやすいたんぱく成分。
とんかつなど肉料理の時には、レモンやパセリが付け合わせてある事が多いですよね。
そういう事なんです。
野菜も残さず全部食べましょう。
最近ではブレスケアなど、手軽に口にする事の出来る口臭対策の製品もあるので、フルーツや野菜などを摂るのが難しい場合はそれらを利用するのがおススメです。
ブレスケア、なにげに種類がたくさんあります。
- 飲み込むタイプ
- 噛むタイプ
- 舌の上で溶けるタイプ
家と職場、それと携帯用に全部で3つ使っています。
胃腸の調子を整えてくれる食べ物
口臭が起きにくい体質を作る為には、便秘、胃腸が弱っている、腸内細菌のバランスが狂っているという状態にならない事が大切です。
胃腸の調子を整えながら、口臭を防いでくれる食べモノにはメカブがあります。
口の中が酸性に傾いてしまうと口臭が酷くなりますが、メカブには口の中を中性にする働きがあります。
またメカブのヌルヌル成分であるフコイダンがニオイの元を包み込んでしまう事で口臭を防ぎます。
さらに、メカブに含まれるアルギン酸は便秘対策にも有効です。
他にも胃腸の環境を整える食べモノの代表格としてヨーグルトがあります。
機能性食品という、腸内の環境を整える働きが認められるという商品も様々販売されているので、普段の食生活に意識して取り入れて見ると良いでしょう。
しかし、あくまでもバランスが大切です。ヨーグルトを食べているから後は偏食でもOKっという訳ではありません。
不足しがちな野菜類をしっかりと摂る様に食生活を見直してみましょう。
胃腸の調子が悪い事は、虫歯や歯周病に並ぶ口臭の原因なのです。
口臭の原因、詳しくはこちらをどうぞ
口臭を消す方法 飲み物編
レモン水と緑茶はオッケー
口臭を防いでくれる飲みモノには、レモン水や緑茶があります。
レモンは先程も書きましたがクエン酸が、緑茶はカテキンという成分がそれぞれ殺菌効果を発揮してくれます。
生のレモンを買ってきてレモン水は作るのがちょっと面倒な場合は、水にポッカレモンの様なレモン果汁を適宜(コップ一杯に対し2、3滴)混ぜるだけでも大丈夫です。
あまり酸っぱくしすぎると逆に胃に負担がかかってしまいますので、口臭が気になるからとやりすぎてしまってはいけません。
緑茶の他にも、梅昆布茶もやはり梅のクエン酸により殺菌効果があります。
しかし、お茶も飲みすぎてしまうとお茶の利尿効果で身体の水分を出してしまいます。
水分不足で唾液の量が減ってしまう事は口臭の原因になるので、こちらも飲み過ぎは注意しましょう。
コーヒーと牛乳は要注意
口臭が気になる場合に最もやってはいけない事が、朝の時間が無いからといって歯磨きもせずコーヒーだけを飲んで出かけてしまう事です。
寝る前に歯磨きをして、何も食べていないから大丈夫という訳ではありません。
寝ている間に雑菌が繁殖し、朝の口内は雑菌の数が最も多いのです。
コーヒーは豆を細かくすりつぶしているので、舌にその粒子が残ってしまい雑菌だらけの口内では格好のエサになってしまいます。
牛乳も強いニオイのするニンニクやニラを食べた時には消臭してくれる働きがありますが、舌に残った牛乳の成分をそのままにしておくと口臭の原因になってしまいます。
コーヒーや牛乳を飲んだ場合は、歯磨き舌磨きをするか、最低でもうがいをして舌にその成分が残らない様に気を付けましょう。
口臭を消す方法 歯磨き粉編
口臭が気になる場合は、まずは歯医者に行き虫歯や歯周病が無いか、あった場合は治療を済ませる事が大事です。
まれに他の臓器の病気が原因という事もありますが、ほとんどの場合は口内環境の悪化が原因です。
今ある虫歯、歯周病の治療が終わったら、後は普段の歯磨きなどで予防していきましょう。
歯周病を予防する為には、殺菌成分の入っている歯磨き粉が有効です。
レビューは参考になります。
しかし、歯磨き粉は口に入れるものです。
使用感など人によって好みが大きく分かれる部分もあるので、実際に使ってみない事には何とも言えません。
気になる商品を試しながら自分にあったモノを選びましょう。
商品の数が多いのでなかなか大変そうではありますが(笑)
歯の磨き方
自分にあった歯磨き粉を見つける事も大事ですが、歯磨きの仕方はもっと大事です。
過去に歯列矯正をしていたワタシは、歯磨き教室というモノに通わされていました。
そこで学んだのは、まず歯の繊維の方向を意識する事。
歯の細かな溝は縦方向に入っています。
歯ブラシの動かし方は、横ではなく縦に細かく。
一本磨いたら隣の歯という感じです。
歯ブラシをする際、まずは前歯といってしまいがちですが、ちゃんとルールを決めて意識して磨いていないと、磨き残しが多くなってしまいます。
ランダムに磨いていると、どうしても磨きやすい場所に集中してしまう傾向にあります。
ルールは自分で決めて構いませんが、私の場合は左の上奥歯からです。
一本ずつ磨いていって右奥まで行ったら次は下の左奥歯からという感じです。
ちなみに歯医者さんが言っていたのは、一番磨き残しがあるのは、奥歯の奥の面。
歯に接していない部分です。
なので、磨き忘れのないように、上下左右の奥歯の奥、四ヶ所から始めることを薦めてくれました。
歯間ブラシや、デンタルフロスも利用しましょう。
使ってみると一目瞭然で解ると思いますが、歯と歯の隙間はびっくりするほど汚れが残っています。
口臭には様々な原因がありますが、一番大きな原因は虫歯や歯周病といった口内の環境です。
他の原因も気になる方は、こちらもどうぞ
まとめ
ちょっとニオイの強いモノを食べてしまったなどの一時的な口臭には、効果のある食べモノや飲みモノで対応する事が出来ます。
しかし口臭は口内環境に大きく左右されます。口臭が気になる場合はまず歯医者に通い、口内環境を見直してみましょう。