喪中はがき、毎年来るものではありません。
なので、久しぶりに来ると対応遅れたりします。
喪中はがきが届いたらすることをチェックしておきます。
喪中はがきのマナー もらったらすること
まずは喪中はがきが届いたタイミングを考えます。
喪中はがきは、
「身内に不幸がありましたので、年賀状の送付を欠礼させて頂きます」
というお知らせのはがきです。
そのため、こちらが準備する年賀状での挨拶に対して動く必要があります。
喪中はがきが年賀状を投函する前に届いた場合
年賀状は控えます。
間違えて送付してしまわないように注意が必要です。
全く準備をしていない状態なら、
年賀はがき、住所録に喪中はがきが届いた方の情報を付箋に書いて貼っておきます。
住所録に記入欄があるようなら、情報をメモしておきます。
年賀状を準備しないようにします。
最近では表面も裏面も印刷してくれるサービスもあります。
印刷が上がってきた際に、印刷状態だけチェックして、丸ごと投函してしまうことがあります。
印刷上がった年賀状を取りに行く場合も要注意です。
年末の忙しさの中、その足で郵便局に向かい、まるごと出してしまうということもあります。
注意しましょう。
喪中はがきが年賀状を投函した後に届いた場合
すぐにお悔やみとお詫びの書状を出しましょう
- お悔やみが遅くなったこと
- 行き違いで年賀状を出してしまったこと
をお詫びしましょう。
喪中はがきを受けとっていたのに、誤って出してしまった場合も、同様にお詫びの書状を出しましょう。
喪中はがきのマナー 返信ってするの?
喪中はがきで年賀状の送付を欠礼するお知らせが届きました。こちらの年賀状の対応が終わりました。
さて、これで終わりでいいのでしょうか。
喪中はがきに返信しなくても失礼ではありません。
お知らせの案内なので、特に返事を出す必要はないです。
故人が亡くなられた際に弔問を済ませている場合も同様です。
返信はしなくて大丈夫です。
ただ、年賀状の来ない、寂しい年末年始を過ごしている先方のことを考えると、言葉をかけたくなる人もいます。その場合、年賀状という形を取らずに挨拶状を出しましょう。
喪中見舞い
年内に先方に届くタイミングの場合、喪中見舞いという形式でご挨拶できます。
亡くなられたことを知っている場合
- 喪中はがきでのご挨拶を頂いたお礼
- こちらも年賀状を遠慮させて頂くことのお知らせ
- 寂しい年末年始を迎えることへの励ましや慰め、相手を気遣う言葉
喪中はがきで亡くなられたことを知った場合
- 喪中はがきでご挨拶を頂いたお礼
- ご不幸を知らずにいた失礼をお詫び
- こちらも年賀状を遠慮させて頂くことのお知らせ
- お悔やみの言葉、慰め、励まし、相手を気遣う言葉
寒中見舞い
年内に先方に届かないタイミングの場合、正月明け(1月7日過ぎ)から、2月4日頃までの間で、寒中見舞いという形式でご挨拶できます。
- 寒中見舞いの挨拶となる言葉
- 喪中はがきでのご挨拶を頂いたお礼
- こちらの近況
- 今後もおつき合いをお願いする言葉など
- 相手を気遣う言葉
喪中はがきの返信は無理にする必要は無いです。
しかし、大事な人が寂しい思いをしていて、先方に対して言葉をかけたいと感じた場合、素直に出しましょう。
寂しさの中でかけてもらえる言葉は嬉しいものです。
喪中はがきのマナー 文例をチェック
喪中見舞い、寒中見舞い、どちらの場合も、
「賀」などのおめでたい文字は避けます。
そして何より大切なのは、
お悔やみの気持ちを伝えることと、相手をいたわる言葉を入れることです。
喪中はがきの返信を喪中見舞いとして使う場合の文例
少しも存じませず、お悔みも申し上げられませんでしたこと、申し訳なく存じます。
遅ればせながら改めてお悔みを申し上げ、お父様のご冥福をお祈り申し上げます。
服喪中でいらっしゃいますのでお年賀状を遠慮させていただきます。
さぞお寂しい年の瀬をお過ごしのことと存じますが、
どうぞお体に気をつけて新しい年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。
平成△△年○○月○○日
ご無沙汰いたしておりましたために、○○様のご不幸を少しも存じ上げず、
遅ればせながら、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
服喪中でいらっしゃいますのでお年賀状を遠慮させていただきますが、
さぞかしお淋しい毎日をおすごしのことと拝察いたします。
どうぞお体に気をつけて、新しい年をお迎え下さいますように。
平成△△年○○月○○日
お病気のことも少しも存じませず、お見舞いもお悔みも申し上げず失礼いたしました。
遅まきながら改めてお悔みを申し上げ、○○様のご冥福をお祈り申し上げます。
服喪中でいらっしゃいますのでお年賀状を遠慮させていただきます。
ご家族様にはさぞ寂しい歳の暮れとは存じますが、どうぞお体を大切になさいますようお願い申し上げます。
来年こそはよいお年でありますように。
平成△△年○○月○○日
年内に届くように出します。
喪中はがきの返信を寒中見舞いとして使う場合の文例
ご服喪中のこととて、年始のご挨拶はご遠慮申し上げます。
平素ご無沙汰をいたしておりますばかりに、お父上様のご不幸を少しも存じませずとても驚いております。
遅ればせながら、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
まだまだ寒い日がつづきます。皆様どうぞくれぐれもお体をお大事になさってくださいませ。
平成△△年一月○○日
厳寒の侯、いかがお過ごしでしょうか。
先日はお義母様の喪中を存じあげずに年賀状をお送りし大変失礼いたしました。
ご家族の皆様にも心よりお詫び申し上げます。
時節柄、お身体をお大切にお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。
平成△△年一月○○日
厳寒の侯、いかがお過ごしでしょうか。
先日はお父様の喪中を存じあげずに年賀状をお送りし申し訳ございませんでした。
お悔やみにも伺わず大変失礼いたしました。
ご家族の皆様にも心よりお詫び申し上げます。
寒さはこれからが本番です。風邪などお召しになりませんようくれぐれもご自愛下さい。
ご家族様もお身体をお大事になさってください。
平成△△年一月○○日
年賀状を出せなかったので、代わりに寒中見舞いを使う場合の文例
毎日寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
昨年はいろいろとお世話になりありがとうございました。おかげさまで新しい仕事にもようやく慣れ、自分の時間が持てるようになりました。
本年も変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
この冬は例年になく寒さが厳しいようです。皆様もどうかご自愛下さいませ。
平成△△年一月○○日
故人が亡くなられて日が経っている場合など、例年の年賀状と同じ感じで出します。
正月明け、1月7日過ぎてから出します。
まとめ
喪中はがきに返信しなくても失礼ではありません。
ただ、悲しみの中にいる大事な人が、
こちらが言葉をかけることで、ちょこっとだけでも元気になるならやるべきです。
救われる言葉、文章、声ってあります。
元気になってもらえる瞬間があるなら、やるべきだと思います。