年賀状、毎年大変です。
我が家は、「元旦に届きます」という締め切りに間に合うことが、まずありません。
高確率で12月30日に作業開始です。
それもあるのか、年々届く年賀状が減ってきてます。
ご丁寧に辞退の挨拶してくださる方もいます。
そうでない人もいます。
年賀状をやめたい
年賀状、やめたくなるのわかります。
我が家も毎年、めんどくさい雰囲気満載の中、
- 喪中ハガキが届いていないか?
- 住所変更のハガキが届いていないか?
などをチェックして、何枚必要なのか確認して、年賀ハガキを買いに行きます。
ほぼ毎年、24時間窓口が開いている郵便局に、夜中に買いに行くことになります。
ハガキを買ってきて、ようやく年賀状のデザイン選びが始まります。
デザイン選びの主導権は嫁が握っています。
干支が載ってて、なるべく文字を書くスペースが無い方がいいんじゃね?くらいのリクエストはしますが、基本は嫁が選びます。
これがなかなか決まりません。
自分が、届いた年賀状をまざまざと見るということをしないからなのでしょうか?
届いた年賀状、5秒見ていないと思います。
誰から届いたかがチェック項目で、面白いデザインのものがあれば5秒くらい見ます。
そのレベルなので、デザインは別になんでもいいって考えています。
嫁は違うようです。
「どうせ出すなら、年に1度だし」
みたいな感覚があるようで、なかなかデザインが決まりません。
「これどう?」
「いいんじゃね?」
「じゃ、こっちは?」
「さっきの方がいいんじゃね?」
「そうかなあ」
「ま、どっちでも好きな方でいいよ」
「そうだなあ」
年末の忙しい時期に、家に戻ってからこんな感じです。
結局決まらない日々が続き、大掃除をしなきゃいけない12月30日に、まずは年賀状ってことになります。
年賀状がなければ、ちょっとはゆったり冬休みだなあって思います。
年賀状にかかる経費で、ちょっと美味しいもん食べたいもんだくらいに思ってます。
ただ、
- 年賀状でしかつながっていない親戚
- 年賀状を楽しみにしている知人
- デザイン選び楽しそうな嫁
それを考えると、なかなか宣言できずにいます。
年賀状のやめ方
年賀状のやめ方で重要なことは、「伝え方」だと思います。
仕事でご挨拶させて頂いた方で、最初から年賀状はお断りしておりますと、メールを頂いたこともあります。
仕事ができる人は、メールの内容も先を読んでいるなあなんて思ったものです。
まず、本音は十人十色だとは思いますが、
「付き合いをやめるのではなく、年賀状というシステムを利用するのをやめる」
という伝え方をするのが無難です。
通信機器が素晴らしい進化をしてくれたおかげで、人が繋がる方法はたくさんあります。
電話が一家に一台という時代から、誰もが携帯電話という時代になりました。
一年に一度ハガキ代を使わなくとも、普段から繋がることができる環境が整っています。
メール、SNSなどで、一斉に新年の挨拶ができる環境です。
なので、あえて年賀状というシステムを選択しないことにしましたということを伝えましょう。
伝える時期
年賀状には、ハガキ代がかかります。
マナーという目線で考えると、相手がハガキを準備する前に伝えておかなければいけません。
年賀状のやり取りを楽しみにしている人はいます。
喪中なのに、せっかく作ったから出しましたみたいな方もいました。
そんな方のことを考えると、準備し始める前には伝えたいところです。
お年玉付き年賀はがきは、10月末~11月はじめに発売されます。
その前までには伝えておきましょう。
伝える方法
喪中、引越しをお知らせするように、はがきで伝えて問題無いでしょう。
もちろん、付き合いの深さによっては、封書でご挨拶というのもアリです。
最後も郵便で伝えるのが収まりがいいように感じます。
大事な方へのご挨拶は、手書きの方が伝わります。
ただ、実際に年賀状辞退のハガキを頂いてみると、印刷でも特に嫌な感じはしませんでした。
年賀状にそんなに気合が入っていないからかもしれないですが。
一言添えてある文章が手書きというだけで、個人的には十分伝わる気がします。
年賀状に気合が入っている方とか、礼儀を重んじている方や、特別お世話になっている方には、手書きの挨拶がいいように感じます。
気心の知れた仲間や兄弟、なんでも話せる同士などには、メールやSNSでお知らせしてもいいくらいに思います。
年賀状で伝える
今年で最後にしますというメッセージが入った年賀状も頂いたことがあります。
年始の挨拶で、「最後にします」というのが不快だと感じる方もいるでしょう。
この部分に関しても、個人的には不快な感じはしませんでした。
むしろ、年賀状を出す準備をする際に、その年に頂いた年賀状を確認するので、そのタイミングで辞退していたことを思い出したことがありました。
年賀状辞退の連絡が来た際に、年賀状ソフトをすぐに立ち上げて、出さない登録をしておけば問題ないのですが、我が家の年賀状ソフトが起動する日は、年に一回です。
年賀状を準備する日だけです。
そこで初めて年賀状を確認して、住所変更などの修正を入れます。
年賀状は一気に届くので、一気に保管できます。
辞退のハガキを含む、それ以外のハガキは届くのがバラバラです。
ハガキからソフトに情報を取り込む機会が年に一度の、我が家のようなズボラな一家は、年賀状に辞退の挨拶があったほうが、管理ミスの可能性が減って、ありがたかったりします。
伝え方は相手次第です。
古風な考えの方か、年賀状に対する熱がどの程度かによって、方法を選んでいいように思います。
年賀状 辞退の文例
これまで頂いた辞退の文例で、印象に残っているものをご参考までに。
堅苦しいものを頂いたことがないのですが、堅苦しい季節の挨拶から入れば使えそうな文例です。
check年配の恩師から、年賀状辞退の手書きのハガキ風邪などひいてませんか?
久しくお会い出来ていませんが、こちらは順調に鬱陶しい老人に進化しております。
さて、こちらの老人。
人生も終盤です。
本年の年賀状を最後に、どなた様にも年始のご挨拶を控えさせて頂くことにいたしました。
本状を持って、年賀状辞退のご挨拶とさせて頂きます。
終盤ですが、終わってはいません。
近くにお越しの際には遊びにいらしてください。
結構ファンキーなおじいちゃんでした。
送り主のキャラに合った、シンプルな文面で、ネガティブ感が薄く感じられて個人的には好きです。
- 朝夕はめっきり冷え込むようになりました。
- 暦の上では冬となり、夜寒を感じる頃となりました。
みたいな堅苦しめの書き出しで、世間話を盛り付けていけば、真面目な感じが出せそうです。
check毎年家族写真付きの年賀状を送ってくださっていた、仕事で知り合った30代知人からメールでお知らせ
年末に向けてお忙しい中、お伝えしておくことがございます。
誠に勝手ではございますが、今年から年賀状でのご挨拶を控えさせて頂くことに致しました。
これまで、家族写真付きの年賀状にて新年のご挨拶をさせて頂いておりました。
最近、これが個人情報をバラ撒いているのではと感じるようになりました。
ネット上で子供の画像にぼかしが入れられている時代に、子供の年齢、家族構成、住所がまるわかりのDMを送っている状態です。
もちろん信頼している方にしか年賀状はお出ししていないのですが、
・配達間違い
・年賀状の廃棄
などのタイミングで、個人情報が漏れることも考えてしまいました。
家族会議の結果、これを機会に年賀状でのご挨拶をすべて辞退させていただくことに致しました。
今後の年始のご挨拶はメール、SNSでさせて頂きます。
メールアドレス
xxxxxxxxxxxxxxxx
フェイスブックアカウント
xxxxxxxxxxxxxxxx
ご理解頂けますと幸いです。
今後とも、年末年始関係なく、年中よろしくお願いいたします。
マナー的な観点で言うと、お手本になるのかは微妙です。
しかし個人的には、年賀状廃棄のタイミングでの情報漏えいの可能性を考えているところが、なるほどと思ってしまいました。
田舎の親戚のじいちゃんばあちゃんの家に、シュレッダーがあるとも限らないですし、怖いのはじいちゃんばあちゃんの周辺にいる悪いヤツだったりします。
冷静に考えれば、我が家の80歳のじいじも、携帯で写真のやり取りはできます。
年賀状の写真も、それほどお楽しみなネタではないのかもしれません。
このメールでの辞退の文章を読んで、いろいろ考えてしまいました。
年賀状をやめたくなるのは…
年賀状の発行枚数は、年々減っています。
年々減っていますが、実は年賀状印刷の需要は伸びているそうです。
わかります。
年賀状をやめる理由は個人情報漏洩回避など、考え方は様々です。
やめる理由ではなく、やめたくなる理由は、一言添える文面を考えることだと個人的には思います。
子供の頃は、学校の仲良しメンバー数人への年賀状、書くのが楽しみでした。
社会人になると、それなりに枚数も増えます。
便利な世の中になり、一家に一台プリンターという時代になると、年賀状も家で印刷するようになります。
デザインさえ決まれば、あとは送るだけなのです。
ただ、仲のいい友人には一言添えたくなります。
そうなると、こっちの友人はいいのか?
可愛がってもらっている親戚のおじちゃんはいいのか?
田舎の両親には、なんかあるだろ?
という囁きが聞こえ、すべてに一言書くようになります。
で、一言書けるデザインを選んだりするようになります。
これが面倒です。
たった一部分、一言書くだけなんですが、面倒に感じます。
印刷が楽な分、手書き部分が浮き出て面倒に感じます。
この部分をすっぱり割り切って、印刷からポストの投函までまるごとお願いしてしまう人が増えているということです。
投函までやってもらえるなら、年賀状やめなくてもいいかなって思います。
お年玉付きだし。
丸投げ、考えてみても良さそうです。
辞退の挨拶状もお願いできます。
便利な世の中です。
まとめ
年賀状に対するスタンスも人それぞれです。
「結婚しましたー!」の年賀状が来て、翌年出した年賀状が一方通行って方もいます。
だからと言って、付き合いがなくなった訳ではなく、いいヤツは年賀状に関係なくいいヤツです。
年賀状のやり取りしてない、いいヤツもたくさんいます。
考えるべきは、年賀状辞退をどんな相手に伝えるのかが問題です。
相手がどう感じるかを想像するのが重要です。
年賀状は相手のことを考えて出すものです。
辞退の挨拶は、さらに深く相手のことを考えるべきなのかもしれません。
喪中はがきのマナー もらったら何するか 返信の文例をチェック