冬の間、大活躍だったブーツ。オフシーズンはしっかりメンテナンスしてあげましょう。来シーズンもまた履くことになったら、気持よくお世話になれます。お別れして誰かのブーツになっても、次の人が気持ちよく履けます。
ブーツの手入れ 衣替えの時期にやったほうがいい?
季節の変わり目や、気温の変化によって洋服の衣替えをするのと同様に、下駄箱の衣替えもやってしまいましょう。
リーズナブルな価格のブーツも増えてきているので、毎年買い替えるという人もいます。しかし、長く履きたいものや大切にしているブーツは、季節の変わり目にはきちんと手入れして保管することで何年も履き続ける事が出来ます。定番のスタイルのブーツは、メンテナンスをしっかりして、次のシーズンにも新品のような状態であれば、少しずつブーツのバリエーションが増えていきます。
ブーツは基本的に防寒対策が施されています。
熱を逃がさないために、汗、臭いなども外に逃せないものが多いです。
またどうせ秋になれば履くからといって、何ヶ月かそのままにしておくと、臭いやカビの原因になります。
ブーツを手入れする際、乾燥は必須です。
材質によってはしっかり乾燥するまでに時間がかかるものもあります。
持っているブーツの数によって、手入れに時間もかかります。
事前に天気予報などを確認して、お天気のいい日が何日か続く時期を狙って、ブーツの手入れ、下駄箱の中の入れ替えの予定を立てておきましょう。
間違っても梅雨時期までズレこんだりしませんように。
ブーツの手入れ 保管方法って?
革編
汚れがそれほどひどくないもの
- 日陰で干してブーツの湿気を取ります。
- 靴の表面の汚れを靴ブラシで念入りに落とします。細かい部分は歯ブラシなどを使って落とすのをおすすめします。もしブラシがない場合は、新聞紙などで優しく拭くと良いでしょう。
- 靴クリームで表面の油分を補給します。革靴に乾燥は大敵です。また、汚れやほこりがついたままクリームやオイルを塗ってしまうと、傷がついてしまいますので注意が必要です。
- 光沢を強調したい人は、仕上げにストッキングで磨くと光沢が増します。
- 片付ける前には消臭スプレーで匂いや雑菌を防ぎましょう。
汚れのひどいもの
汚れのひどいものは丸洗いを検討しましょう。
参考になる動画がありました。
【RED WING】レッドウィング・ブーツの洗い方(ソール磨き&レース)【058】
ムートン編
まずムートンブーツは、とても汚れやすいので、買ってすぐに靴用の防水・防汚スプレーをかける事をおすすめします。
汚れがそれほどひどくないもの
汚れを取るために表面をブラッシングしましょう。
ブラシは、馬毛ブラシやゴム製の柔らかいブラシを使います。
毛が抜けてしまわない様に優しく行いましょう。
汚れのひどいもの
汚れのひどいものは丸洗いを検討しましょう。
基本の流れです。
- 大きめのバケツにぬるま湯とムートンブーツ用の洗剤、もしくは中性洗剤を入れます。
- 20分程つけ置きしましょう。汚れが落ちやすくなります。
- その後、柔らかいスポンジを使い、必ず手洗いで毛並みに沿って洗っていきます。
- 洗った後は、形が崩れないように、中にタオルを入れて3分ほど脱水し、風通しのいい日陰で乾かします。
point色落ちや型崩れの原因にもなりますのでドライヤーを使って乾かすのはやめましょう。乾かす前に水気をタオルなどで拭き取ると乾きやすくなります。
参考動画ありました。
UGGブーツの洗濯方法
スウェード編
スウェードは水濡れにとても弱い素材です。
ムートンブーツと同じように、購入したらまず防水スプレーをしておきましょう。
汚れがそれほどひどくないもの
checkスウェードブーツのお手入れ方法は、汚れのひどくないものはムートンブーツとほぼ同じです。ブラッシングが基本です。
汚れのひどいもの
スウェード用のクリーナー、レザープロテクターなどを使う方法があります。
これもいい動画ありました。
REDWING(レッドウイング)お手入れスウェード,ヌバック 8168(ペコスブーツ)編
また、手入れが終わり保管する際、何に入れて保管するかも考えておきましょう。
- ブーツ専用の保管ケース
- スムーズアップケース
- 購入した際の箱
ブーツ専用の保管ケースはブーツが1足入る収納ケースで、脱臭炭入りのものなどもあります。2枚組で2,500円ほどです。
スムーズアップケースは、不織布で作られた収納ケースで通気性は抜群です。ブーツを1足ずつブーツキーパーに入れて、それをまとめてスムーズアップケースに入れて保管するといいでしょう。
また、購入した時の箱に保管するという人も多いかと思います。気になるのはやはり湿気。保管の際には除湿剤を忘れない様にしましょう。
ブーツの手入れ 脱臭の方法って?
保管する際の臭い対策
point緑茶、コーヒーの出がらしを使う緑茶やコーヒーの出がらしをお茶用のパックなどにいれて乾燥させたものを靴の中にいれてみましょう。これは、消臭効果だけでなく殺菌効果もありますのでおすすめです。 pointシリカゲルを入れて保管する
それでもまだ臭いが気になる場合は、保管の際にシリカゲルを入れて保管する事をおすすめします。シリカゲルとはお菓子や海苔などに除湿剤として一緒に入っているものです。主な働きは除湿ですが、消臭効果もあると言われています。
普段から臭い対策を
ブーツの中の汗や皮脂、垢などは臭いの原因となります。
ブーツの中で雑菌が繁殖する為の栄養にもなってしまいます。
普段から臭いをつけない様に工夫する事で、お手入れの手間を軽くすることが出来ます。
お気に入りのブーツはついつい毎日履いてしまいがち。
ですがたまには違うものも履いて、履かない日は日陰に干したり新聞紙を詰めたりして乾燥させましょう。ロングブーツなどを脱いでそのまま玄関に放置すると折れ曲がったままになってしまったりしますので、中が乾燥する様に工夫しましょう。
point足を清潔に保つこと
色々な対策を行ってもまだ臭いが気になるという人は、消臭スプレーを使いましょう。ブーツに直接かけてしまうと、素材やスプレーの種類によってはシミの原因になってしまう可能性もありますので、足や履いているタイツやストッキングにつけて防臭することをおすすめします。
また、足の爪を長くのばしてしまうと爪にごみが入って雑菌の増える原因となってしまいますので、爪も定期的にお手入れしましょう。
point10円玉を入れてみる
銅で出来ている10円玉には臭いの原因となるバクテリアを分解する効果があり、消臭に適しています。1日履いたブーツに数枚から入れてみて、臭いの気になる人は片方に10枚ほど入れてみてください。ただし、銅はカビが生えやすいので入れたままで保管しない様に注意してください。
まとめ
ブーツは湿気をきちんと取り除き、正しい方法で手入れや保管をすれば、確実に寿命が延びます。大切なブーツ。正しいお手入れで長く履きましょう。