キャンプのテント 素材と手入れの方法と保管場所

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キャンプに行きたいなと思ったら、まずはテントが必要です。
テントのお値段もピンからキリまでありますが、どちらを選ぶにせよまあまあの出費になってしまいます。
値段によってどのような違いがあるのかを知っておいて、失敗しないテント選びをしましょう。

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キャンプのテント 素材ってどんなのあるの?

テントの値段の違いは使われている素材が大きく関わります。


ポール部分

まずはテントの支柱になるポール部分です。

FRP(繊維強化プラスチック)

ガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料のこと。

弾性に優れ価格も安価に抑えられますが、強度を維持するために肉厚にする必要があるので重くなる傾向にあります。
値段の安いテントに使用されているテントポール素材です。

突風にあおられてポッキリ折れてしまったというキャンパーも居ます。


ジュラルミン

ジュラルミンとはアルミニウムと銅、マグネシウムなどによるアルミニウム合金のです。
FRPに比べて高価ですが、軽く強度と弾性に優れ最もテント向きな素材です。
テントに使用されているジュラルミンは超々ジュラルミンという高い引っ張り強度と耐圧力を持つ素材が使われています。

長い時間が経つと強度が低下していく欠点があります。

山岳用などの高級テントに使われているテントポール素材です。


スチール

鉄を主成分にする合金で鉄の持つ性能(強度、靭性、磁性、耐熱性など)を人工的に高めた素材です。

価格も安価で強度はありますが弾性がありません。

タープを支えるポールなど直線的な部分に使用されます。

重量が重くて錆びやすいのが欠点があります。



これらの素材が、それぞれの特性を活かした部分に複合的に用いられています。
安価なテントだと、ジュラルミンやスチールが適している部分にもFRPが使われていたりします。

支柱が多い程テントの強度は安定しますが(値段も高くなる)、設営の手間も増える為その辺りはさじ加減になります。
一般的なファミリーキャンプの場合は、そこまで強固なテントを選ぶ必要性は薄いでしょう。


布地

テント本体の布地も価格に影響します。
テントに使われる素材には、

コットン・ポリエステル

コットンとは木綿の事です。丈夫なコットンにポリエステルを混ぜることで防水性能も向上しています。
風や寒さにも耐える事が出来るので、冬山でのキャンプに必要なテントに用いられています。


ナイロン

化学繊維のひとつで軽くて柔軟性があります。摩擦や折り曲げに強いのが特徴です。


リップストップナイロン

化学繊維のひとつのリップストップナイロン、とても軽く両面にUVプロテクトがされています。



check耐水性
こちらも素材の特性を活かした部分に複合的に用いられますが、気を付けたいのは耐水圧です。耐水圧とは簡単にいうと雨漏りに対しての強さの事です。
1㎝四方に何mlの水圧をかけても水漏れを起こさないかの目安で、耐水圧1000ml以上などと表記されています。

国内メーカーが販売しているテントは、ほぼ1500mlから2000mlを基準に作られています。
あまり聞いたことの無いメーカーの安価なテントでは耐水圧が足りない事も考えられるので注意が必要です。

またテントの床、フロアと呼ばれる部分の耐水圧が足りないと、地面の湿気が染み込んできてしまいます。

1500ml以上の耐水圧があれば、余程の大雨で無い限り雨漏りや浸水の心配はないでしょう。

耐水圧が高いテントはどうしても通気性が悪くなってしまうので高ければ高い程良いという訳ではありません。

耐水圧が高いテントは値段も高くなりますが、あくまで冬山など過酷な環境で使用する事を想定しています。
とりあえず高いテント買っておけば大丈夫でしょという選び方はせず、自分が使用するのに必要なスペックのテントを選びましょう。



checkペグも重要
テント本体ではないので見落としがちですが、テントを固定するためのペグという杭の素材も重要になります。
始めにテントを買った際に付属されているペグは、プラスチック製やアルミ製のモノがほとんどです。
これらは使用する際に折れたり曲がったりして使いモノにならなくなってしまう事があります。

スチールペグやネイルペグといった強度の強いペグを買い足しておきましょう。


防水加工

値段の違いにはテントの作りというか、仕上げの細かさも関係します。

例えば、テント布地の縫い目に使われるシームテープという防水加工の部分です。
これはその名の通り縫い目の部分に張るテープです。

この部分がしっかりしたモノでないとすぐに剥がれてしまい水漏れの原因になります。
あまりに安価なテントではシームテープが使われていない事もあるようです。

ポールも同じ素材であっても、ポール同士の接合部分の違いなどで設営のしやすさや使い勝手の違いが値段に影響します。


キャンプのテント 手入れの仕方って?

底面

テントに使われている素材の説明をしましたが、よほど聞いたことも無い様なメーカーが販売しているような安物のテントでない限り、どのメーカーのテントを選んでもそこまで大きな差にはなりません。

手入れをしっかり行っていれば、多少安価なテントでも長く使う事が出来ますし、逆に手入れを怠れば高価なテントでもすぐにダメになってしまいます。

テントを使っていて摩擦の刺激を一番受けやすいのは、やはり底面です。
摩擦を繰り返す事で布地が薄くなってしまうと浸水する事になります。

これを防ぐにはグランドシートを敷いて、その上にテントを設営します。
グランドシートはテントを買う際に付属している場合もありますが、付属していない場合は、別に用意する事をおすすめします。

こうする事でテントの底面がダメージを受けるのを防ぐ事が出来るほか、地面からの湿気もテント単独で使用しているよりも防ぐ事が出来るので、テント内の居住環境の向上にも役立ちます。


陰干し

テントを使用している間、例え一度も雨が降っていなかったとしても朝露や地面からの湿気でどうしても濡れてしまいます。
テントを撤収する際に、テントを拭いて水気や汚れを取り除く様にしましょう。

またキャンプシーズンが終わりテントはしばらく使わないなという状況になったら、一度陰干しをしてしっかりと乾燥させてから片付けるとカビの心配も少なくなります。
もちろん、時間的に余裕があれば、使用する度に陰干してしっかり乾燥させた方が良いです。

防水

テントの布地にはもちろん撥水性の高い素材のモノが使われていますが、時間の経過と共に効果は弱まっていきます。撥水性が弱まってきた場合は、撥水スプレーや塗る防水材を塗布してメンテナンスする事で長持ちさせる事が出来ます。

pointテントに付いた水が玉にならずに、垂れる様になって来たらメンテナンスの頃合いです。


シームテープ

シームテープが剥がれてきてしまったり、何かの拍子にテントの布地が破けてしまったり、穴が空いてしまった場合には補修する為の接着剤やテープ、当て布の様なモノが販売されているのでそれらを使い補修しましょう。

シームテープの補修方法の解りやすい動画がありました。


折り目

すこし細かくなりますが、撤収する際に、毎回同じ折り目で撤収しないというのもテントを長持ちさせる効果があります。
同じ折り目にしているとどうしてもその部分に負荷がかかってしまう為です。
ワタシは面倒なのでしてませんが(笑)


ペグ

ペグやポールも付いている土や汚れを洗い落とし、乾燥させてから片付ける事で、錆を防ぎ長く使う事が出来る様になります。
金属の部分には錆止めを塗布しておくとさらに長持ちさせる事が出来ます。


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キャンプのテント 保管場所とか方法は?

キャンプシーズンの後、テントを保管しておくのに避けたいの要素は汚れ、湿気、紫外線です。


汚れ

まずは使ったテントの汚れをしっかりと落とす事が大事です。
汚れたの残った部分から劣化が進んでしまいます。

特に海でのキャンプを行った後は塩分が付着しています。
そのままにしていては布地の劣化、金属部分の腐食が進んでしまうので、一度真水で洗い流し、陰干ししてから保管しましょう。


湿気

次に湿気ですが、日本は湿気の多い国です。

テントは大きいので、各々の住環境によっては室内で保管するスペースを確保するのが難しい場合もありますが、可能であれば室内で保管するべきです。
室外の物置などはやはり、雨や結露で湿気が多くなってしまいます。

室内、室外どちらで保管するにもおすすめの方法は、テント布地の部分をバルブ式の布団圧縮袋を利用して保管する事です。

これなら小さくなるので収納スペースを抑える事も出来ますし、しっかりと口を閉じる事が出来るので外からの湿気も防ぐ事が出来ます。

テントのポール部分やペグなどは錆止めを使用していれば、もちろん湿気が少ない場所で保管するのが望ましいのですが、直接雨風の当たらないかぎり外の物置などで保管しても大丈夫です。


紫外線

最後に紫外線ですが、紫外線は様々なモノを劣化させてしまいます。
直射日光の当たらない場所で保管する様に気を付けましょう。


まとめ

手入れをしっかりする事でテントは長持ちさせる事が出来ます。また手入れをする事でテントへの愛着も湧いてくるでしょう。
お気に入りのテントでキャンプライフを楽しみましょう。

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