部屋干ししているというか、外に洗濯物を干さない人って増えているのかもしれません。
先日、一人暮らし歴の長い女子がそんな話をしていまして、大きく頷いている女子もいまして、まさかの男子もいました。
女子は1階に住んでいるという理由で、男子は強烈な花粉症なのだそうで、季節限定ってことでした。
部屋干し、洗濯物が臭くないのかなあってことで、いろいろ教えてもらいました。
部屋干し 臭いの原因って?
部屋干しの洗濯物の臭いの原因は、「汚れ」をエサにする雑菌です。
洗濯物に残ったわずかな「皮脂」「アカ」などに雑菌が繁殖します。
洗濯物がきちんと乾かずに湿った状態が続くことは、雑菌にはありがたい環境です。
雑菌が繁殖することで、これらの臭いの元ができてしまいます。
- 中鎖アルデヒド
- 中鎖アルコール
- ケトン
- 窒素化合物
- 硫黄化合物
- 脂肪酸
部屋干しだと、お日様に当たることで得られる紫外線の殺菌効果も無い状態です。
雑菌からしたら、パラダイスです。
「この家は、年中梅雨状態!夢の部屋がここに!」
そんなキャンペーンにも負けずに、部屋干しを続けなければいけない人もいるようです。
雑菌の作用を抑えることが、臭いに対抗する作戦のようです。
部屋干しの臭い 消す方法
部屋干し歴長い人たちがみんな口にしていたキーワードは、やっぱり「菌」でした。
- 菌をつけない
- 菌を残さない
- 菌を増やさない
- 菌を持ち込まない
- 除菌
- 抗菌
臭いの元、菌を調子づかせないことが重要なのだそうです。
菌がいる場所チェック
まずは菌がいる場所に注意します。
洗濯物
一度着用した衣類には、雑菌がたくさん付着しています。
以前、テレビの情報番組で見たバスタオルの雑菌データ、驚いたことあります。
1度使ったバスタオルは、3日目で雑巾レベル、1週間で排水溝の菌と同じレベルに菌が増えます。
当時、嫁と一緒に番組を見ていて、バスタオル買い足しました。
洗濯物が、バスタオルのように湿っている状態が続くことは避けましょう。
point汗をかいたシャツなどは、面倒でも少しハンガーに干してから、通気性のいいカゴなどに入れておく。洗濯槽
洗濯槽の裏側は、菌が繁殖するポイントです。
裏側から菌が侵入して、洗濯物に付着しないようにしましょう。
point洗濯が終わったあとは、洗濯槽の蓋を開けておいて、湿度が逃げるようにしておく
菌を残さない洗濯の仕方
洗剤
部屋干し用の洗剤が、意外と効果があるそうです。
殺菌効果がある成分が入っているらしく、季節限定で部屋干しをする人は、違いを感じているようでした。
酵素系漂白剤
「酵素系漂白剤」を部屋干し組はみんな使っていました。
てっきり漂白剤って聞くと、なんでも白くなってしまうんじゃないかと思っていたのですが、それは「塩素系漂白剤」だそうです。
衣服の色はそのまま、黄ばみや食べこぼしなど汚れだけに効果があります。
さらに、除菌・殺菌効果もあります。
粉末タイプと液体タイプで成分が違うため、使用法に注意が必要です。
洗濯物に金属があると、化学反応を起こすことがあったり、水洗いできないものには使えなかったりと、使用上の注意をよく読んで使いましょう。
酵素入り洗剤でつけ置き洗い
1度使うだけで異臭が漂う我が家のバスタオル事情を相談したところ、つけ置き洗いをオススメしてくれました。
- たらいや洗面器に熱めのお湯(45℃くらい)
- 酵素入り洗剤を濃い目に入れる
- バスタオルをつけて、1時間~2時間放置
- 放置後、つけていた洗剤のお湯ごと洗濯機に
- 他の洗濯物と一緒にいつも通り洗濯
これでも臭うようなら、バラして雑巾に回すそうです。
洗濯物は洗濯槽に入れすぎない
洗濯物は、洗濯槽で動き回ってもらわなければ汚れが落ちません。
洗剤が残ってしまう原因にもなります。
残った洗剤も、雑菌の原因になります。
洗濯槽に入れすぎないためにも、溜めない
部屋干し組は、みんなこまめに洗濯していました。
洗濯物を溜めすぎると、洗濯槽は回らないし、干す量が増えると生活空間に影響が出るということで、溜めないように意識しているそうです。
菌を増やさない
菌は洗濯物が湿っている時間が長いと増えます。
ということは、早く洗濯物が乾けば、菌の繁殖率は下げられます。
早く乾かす干し方が重要です。
部屋干し 早く乾かす干し方
いろいろ聞いたのですが、部屋の間取りや使えるアイテムがそれぞれなので、梅雨時期に思い出すようにメモっておきます。
基本はすぐ干す
洗濯槽の中は、湿度が高いです。
せっかく洗濯が完了したのに、雑菌繁殖ゾーンに長い時間放置は、洗濯物がかわいそうです。
空気が動く場所に干す
干し方はいろいろでしたが、場所は共通していました。
部屋干しあるあるだと思っていたカーテンレールには、誰も干していませんでした。
ポイントは、空気が動く場所、風が通る場所でした。
check室内用の布団干しスタンドや、物干しスタンドを部屋の真ん中で使う check部屋と部屋の間の鴨居にシリコンゴムテープを貼り、洗濯物が多少の揺れでも落ちないようにしている check洗濯物は、間隔を開けて干し、ちょっとの風でたくさんの洗濯物が動くように干すことを意識している check洗濯物が、空気に触れる面を多くするために、「ズラす」「ジグザグ」「重ねない」を意識する外干しでも、風のある日は乾くの早いですもんね。
扇風機
扇風機は年中活躍してくれるそうです。
季節や環境で違いはあっても、扇風機を使うと、体感で倍近いスピードで乾くとのことでした。
エアコンの風と扇風機の風で、洗濯物の周辺の空気を動かすことを意識するそうです。
空気を動かすだけなので、扇風機は「弱」でいいそうです。
夏は湿気を感じたくなくて、「強」にすることがあるそうです。
風がなければ、起こすってことですね。
除湿機
除湿機を仕掛ける場合は、洗濯物の真下に設置して、乾燥した風を洗濯物にあてるのが効果的です。
角ハンガー
角ハンガーは、外側に丈の長いもの、中央に向かって段々短いものという干し方だと、バラバラに干すより少し乾く時間が短くなります
タイマー
洗濯物を干し終わったら、1時間タイマーをかけるそうです。
1時間経過したら、干している洗濯物の上下を入れ替えるそうです。
これは我が妻も、タイマーこそ使いませんが外干しでよくやっています。
洗濯物は上から順に乾いていくので、入れ替えると早く乾くそうです。
乾いたものから取り込む
タオルなど、早く乾いたものはどんどん取り込みます。
干しているものが減ると、空間が広がって周辺の空気に動きが出ます。
まとめ
部屋干しの理由が、天気が悪い以外にあることに驚きましたが、よく考えれば増えてきて当然なのかもしれません。
1階は家賃が安い物件あります。
女性が住むことになることもそりゃああります。
防犯とか、アレルギーとか、切羽詰まった理由がある人は、部屋干しにも真剣に取り組んでいました。
雑菌を意識することと、空気を動かすことがポイントのようです。
我が家では梅雨時期に試してみます。