梅シロップの作り方 簡単な方法 おいしい使い方と保存方法

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青梅の季節になると、梅酒を家庭で作って楽しんでいる人が居たりします。飲ませてもらうとなかなかに美味しい。試しに作ってみたいなと思いながらも、なんか踏ん切りが付かずにいる。これが、子供と一緒に季節の味を楽しみたいとなると動けたりします。そうなると梅酒はダメなんで梅シロップがおすすめです。

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梅シロップの作り方 簡単な方法

1番基本的な瓶で梅と砂糖を漬けこむ方法の他に、梅シロップを簡単に、素早く作るには電子レンジや炊飯器を利用する方法があります。

どの方法で作る場合にも必要なのは梅の下準備と、保存のための煮沸消毒した密閉容器です。


煮沸消毒の仕方

用意した容器が完全に水に浸かる大きさの鍋などを用意します。空気が入ったりして水が付いていない部分は消毒されないので、しっかりと水に浸かる大きさが必要です。

容器を鍋に入れ水を沸騰させます。沸騰したらそのまま5分以上煮て下さい。90℃のお湯で5分以上消毒すればほぼ安心です。
トングや菜箸を使って容器を取り出して下さい。ワタシは面倒なのでザルに開けてから取り出しています。熱いので火傷をしない様に注意して下さい。

取り出した容器の口を下にして、きれいな布巾やキッチンペーパーの上に置きます。
瓶の熱で自然に乾燥して来るので、しばらく放置しておきます。完全に乾燥したら完了です。

出来上がる梅シロップのおよその量は、梅1㎏に対し1リットルです。
作る梅の量によっていくつか保存容器を用意するか、大きな容器を使用する場合は鍋に入らない事も考えられるので、その場合はアルコールなどで消毒し、よく乾燥させて下さい。


梅の下準備

pointまずは梅を水洗いします。
pointその後、3~4時間アク抜きの為に水に漬けておきます。熟している梅の場合はアク抜きは必要ありません。
point水洗い、アク抜きが終わったら梅の水気を拭き取り乾燥させます。
pointお皿などに並べ、扇風機の風をあてておくのが直ぐに乾燥するのでおすすめです。
pointこの段階で大きな傷やかさぶたが出来ている梅は取り除きましょう。
point爪楊枝や竹串を使って梅のヘタを取ります。

水気が残っているとカビが生える原因になるのでしっかり乾燥させましょう。


電子レンジを使った方法

用意するモノ

  • 梅 500g
  • 砂糖 300g
  • 酢 50g

作り方

梅を1㎏で考えるとレンジの大きさや、耐熱容器の大きさの関係上、1度に入れるのは難しいので上記の分量で2度に分けて作りましょう。

point耐熱ボールやガラスボールなどに砂糖と酢を入れて2分程加熱します。
酢に砂糖が溶けていれば大丈夫です。溶けていない場合はかき混ぜてもう一度2分程加熱しましょう。

point砂糖が溶けたら、梅を投入し軽くラップをかけ2分加熱します。
梅の様子を見ながらこれを何度か繰り返します。梅の色が黄色から茶色に変化していき、かなり柔らかくなります。

point柔らかくなったら、梅の種を取り出します。

point種を取り出したらもう一度2分程加熱します。

point粗熱が取れたら冷蔵庫で1~2時間冷やします。

point梅の実を取り除き用意した保存容器に移して完成です。


炊飯器を使った方法

用意するモノ

  • 梅 1㎏
  • 砂糖 800g
  • 酢 100g

作り方

point下準備を終えた梅と砂糖、酢を全部炊飯器に入れます。

point保温にして12時間放置します。

絶対に炊飯にはしないでください。保温です。
炊飯にすると炊飯器が壊れてしまう場合もあるのでくれぐれも注意して下さい。

point12時間後、砂糖が溶けていれば完成です。途中で覗く余裕がある場合は、溶け残っている砂糖と梅を優しくかき混ぜて下さい。
あまりガシガシかき混ぜて梅の実が崩れると、シロップが濁る原因になります。

point完成したシロップを消毒した容器に移しましょう。


瓶に漬けて作る方法

用意するモノ

  • 梅 1㎏
  • 砂糖 800g
  • 酢 100g

作り方

point下準備した梅を煮沸消毒した容器に半量入れます、
point次に砂糖を半量、残りの梅、残りの砂糖の順に入れて行きましょう。
point最後に酢を回し入れます。

pointきちんと蓋をして冷暗所で保管します。
point溶けた砂糖が底の方に溜まりやすいので、1日1回優しく瓶を振ってかき混ぜる様にしましょう。

7~10日程で梅のエキスが抽出され砂糖も完全に溶けます。
その頃から飲み始める事が出来ます。

出来上がった後そのまま梅を入れておくと腐ってしまうので、梅がしぼんでエキスが抽出された感じになっていたら取り出して下さい。

長期保存したい場合は、出来上がった梅シロップを鍋などで加熱殺菌して下さい。
果汁を殺菌するには80℃以上の温度が必要なので、弱火で15分程を目安に行って下さい。
ひと夏の内に飲み切ってしまう場合は加熱処理は必要ありません。


酢について

酢は入れなくても作る事が可能ですが、酢を入れる事によって、梅が腐ってしまったり、シロップにカビが生えてしまうのをある程度防ぐ事が出来るようになります。
出来上がりの味は、酢を入れないで作る場合よりもさっぱりとした感じになります。

酢を使う場合は、種類は気にする必要はありません。りんご酢、穀物酢、米酢などその時に家にあるモノで構いません。
どの種類の酢を入れても、出来上がりの味に大きな差はありません。

入れる量は、梅の量の10%が目安といわれていますが、お好みで加減して下さい。
初めて作る場合は10%から試してみると良いでしょう。


砂糖について

使う砂糖によって出来上がりの味や色合いが変わりますが、基本的にはどの種類を使っても作る事が出来ます

pointスッキリした味と、透明感のある琥珀色に仕上がる砂糖
  • 白砂糖
  • 氷砂糖
  • グラニュー糖
point味にコクが加わり、深みのある濃い琥珀色に仕上がる砂糖
  • 三温糖
  • ザラメ
  • てんさい糖

です。
分量の目安は梅の分量に対し70~80%ですが、お好みで調整して下さい。

しかし、砂糖の割合が多すぎると発酵しやすくなり、砂糖の割合が少なすぎると梅のエキスが抽出されにくくなります。
あまり極端な調節をしてしまうと失敗の原因になってしまうので注意して下さい。




梅シロップの作り方 おいしい使い方

出来上がった梅シロップの使い方として一番お手軽なのは水や、炭酸水で割ったソフトドリンクです。梅シロップに対しおよそ5倍位の量の水や炭酸水で薄めて飲みます。

焼酎に入れると即席梅酒に。

ジャムの代わりにパンに塗っても美味しく食べられますし、ホットケーキにかけても美味しいです。

ヨーグルトにかけて食べたり、牛乳に入れると梅の酸で牛乳が凝固し、飲むヨーグルトの様になります。



梅シロップのレシピの中で最高に涼し気なのが梅ゼリーです。
レシピを紹介します。

用意するモノ

  • 梅シロップ60~70cc
  • 水250cc
  • 粉ゼラチン5g
  • 砂糖大さじ1~2
  • 炭酸のジュース(三ツ矢サイダー等)適量

作り方

point砂糖と水を鍋に入れ沸騰させます。

point沸騰したら梅シロップと粉ゼラチンを入れ良くかき混ぜます。

point小さめのバットなどに流しいれ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やして固めます。

point固まってゼリーが出来上がったら、スプーンなどでグラスに入れます。きれいにさいの目にカットすると若干おしゃれな感じになります。

pointゼリーを入れたグラスに炭酸のジュースを注いで完成です。

ワタシはお酒が大好きなので作ったゼリーを入れて、梅シロップ、焼酎を炭酸で割って飲んでいます。
自分で作った梅シロップというのも相まって、暑い日には最高の贅沢です。


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梅シロップの作り方 保存方法

出来上がった梅シロップの保存期間や、保存方法です。

きちんと保存容器の煮沸消毒、出来上がった梅シロップの加熱殺菌を行った場合、開封していなければおよそ1年の保存が可能ですが、半年を目安に使い切ってしまう方が無難でしょう。

使い始めてからは、半月~1か月を目安に使い切りましょう。美味しい美味しいと飲んでいると、あれよあれよと無くなってしまうのでそこまで心配は必要無いかも知れません。
割とあっさり無くなります。

使い始めた後は冷蔵庫で保存する様にしましょう。



タッパーなどに移して冷凍保存する事も可能です。
保存期間は1~2年です。
瓶のまま冷凍させると瓶が割れてしまう事があるので注意して下さい。

使った梅は入れたままにしておくと腐り始めるので、どの作り方で作った場合も10日程を目安に取り出しましょう。

飲まない方が良い状態としては、カビが生えてしまった、異臭がしている、もともとのシロップの色が変色したり濁ってきている、アルコール臭がする場合です。
出来上がった梅シロップにこの様な変化が起こった場合は残念ですが諦めて捨ててしまうのが吉です。


さいごに

やってみると簡単に出来てしまう梅シロップ。梅シロップには夏を乗り切る栄養素が豊富に含まれています。季節の味を楽しみながら暑い夏を乗り切ってしまいましょう。

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