ノロウィルス 子供の症状 感染を防ぐ対策と治療法

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ノロウィルスもインフルエンザ同様、新型が登場すると大流行の可能性が大きくなります。頻繁にモデルチェンジされると、ホントに困ります。

ノロウィルス 子供の症状

主な症状は、微熱、腹痛、下痢、嘔吐です。

初期の段階で、微熱が出始めます。高熱が出ることは稀です。

その後、腹痛、下痢、吐き気が徐々に発症します。
腹痛はチクチク刺すような痛みです。

ノロウィルスの感染時期

11月頃から3月頃までが感染時期です。
冬になって寒くなってくると、いきなり学校で集団感染ということがあります。
感染してからの潜伏期間が、20時間～48時間と短いため、一気に学級閉鎖という場合もあります。

通常は2～3日程度で症状が徐々に回復します。
重症化するようなケースはほとんどありません。

新型に注意

ノロウィルスは、インフルエンザ同様、新型が発見される場合があります。
新型が主流になった年は、これまでの抗体が効かなくなり、大流行の可能性が高まります。
ニュースなどで、
「各地で新型のノロウィルスが猛威を奮っています」
というような情報が流れたら、対策の情報収集をしっかりしましょう。

ノロウィルス 子供からの感染を防げ

ノロウィルスの厄介なところは、二次感染力が強いことです。食中毒の症状がおさまっても、発症から1週間程度は二次感染の可能性があります。

ノロウイルスは経口感染、飛沫感染します。

経口感染の経路

嘔吐物など

ドアノブなど

調理器具など

食物から

手を経由して口から感染ということが多いです。

これを防ぐためには、

point調理や食事の前、トイレの後に石けんでよく手を洗う
point食材、食器、調理器具を洗浄、消毒する
point貝類は十分に加熱する (90℃で1分以上でノロウィルスは死滅)

この部分はこれでもかというほど徹底しましょう。

手洗いの仕方(感染症予防のため)

飛沫感染の経路

嘔吐物や糞便から空気中に飛び散ったウイルスを口から吸い込む場合があります。

感染者の嘔吐物や便の中には、1グラム中に100万～10億個のウイルスが含まれています。
100万～10億個の内の、100個で発症してしまいます。

嘔吐物で汚れた床、衣類などは、水拭き、水洗いだけではウイルスを取りきれません。
残ったウイルスが乾燥すると空気中に舞い上がって、これを吸い込んで感染してしまうことがあります。

嘔吐物処理

pointノロウィルスはアルコール消毒が効きません。
アルコールに対する抵抗性が高いと言われています。

用意するもの

やり方

完璧な動画がありました

汚物の処理マニュアル動画

衣服に嘔吐物が付着した場合

色落ちの心配がないものは、家庭用塩素系漂白剤を0.1％の濃さに薄め、5分～10分程浸します。
色落ちが心配なものは、85℃以上の熱湯に2分以上浸します。
その後で、普通に洗濯します。
他の洗濯物と一緒に洗わないようにしましょう。

お風呂

感染者が家庭にいる場合、入浴の順番を最後にしましょう。
下痢をしている場合、ノロウィルスが下着に付着していることも考えられますし、浴槽、洗面器、イスなどに付着することもない話じゃないです。お風呂の水は毎日交換し、お風呂グッズも清潔にしておきましょう。もちろん、タオル類の共有もいけません。

ノロウィルス 子供の治療法は？

治療法は水分を摂って、絶対安静にすることです。

ノロウイルスに効く抗ウイルス剤はありません。
自然治癒力による回復をするため、安静にすることが治療になります。

ノロウィルスに感染すると、下痢や嘔吐によって、水分が失われるスピードが速いです。
脱水症状になるスピードも速いので注意が必要です。

これらを少しずつ、回数多めに摂るようにしましょう。

食事

ノロウィルスは「胃腸炎」とセットと考えていいです。胃にやさしい食事をすることが大切です。

などの消化の良い物から与え、回復具合を見てすこしずつおかずを増やしていきましょう。

point大人が感染した場合も、回復しきってないうちに胃に負担のかかる食事をすると、腹痛が再発することもあります。
安静にするということは、胃も安静にするということです。

まとめ

ノロウィルスの流行、ニュースになる年と、そうでもない年があります。
新型ウイルス登場は、大流行の可能性が高まります。
インフルエンザと同様、11月頃から感染期間に突入します。

うがい、手洗いを徹底しましょう。

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