咳が止まらない 夜に子供が苦しそう 病院? 対処法は?

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sekikodomo201603

子供の咳は風邪などでよく見られる症状ですが、苦しそうにしていたりなかなか眠れなかったりすると、親としては心配になってしまいます。どういった原因で夜になると咳が出てしまうのでしょう。

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咳が止まらない 夜に子供が苦しそう

夜、眠る時になると咳が出るというのは自律神経の働きが関係しています。休息時やリラックスしている時には副交感神経が優位に働き、身体の回復を助けてくれます。

しかし、副交感神経が働くと気管や気道が狭くなり過敏になります。寝ている間にウィルスや細菌の侵入を防ごうとする為です。

咳が出る原因にはほこりやカビへのアレルギー反応や、ウィルスや細菌に感染して起こる呼吸器感染症、気管支端息、副鼻腔炎等があります。

夜間急に子供が咳をし始めた時に、発熱も同時にある場合に考えられる感染症にはこの様なモノがあります。


普通感冒(かぜ症候群)

一般的に風邪をひいてしまったという状態です。ウィルスに感染し、鼻水や鼻づまりから始まりその後に咳が出始めます。


クループ症候群

犬が吠える様な咳が特徴です。「犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)」といわれています。ケンケンという様な音と表現されている事が多いようですが、のどの奥が炎症で腫れてしまい呼吸困難を起こす危険な病気です。幼児に多くみられ、かぜの症状に引き続いて起こります。ほとんどがウイルス性ですが、ひどくなると入院治療が必要な場合もあります。


急性気管支炎

気管支に炎症が起きている事が原因で、発熱や乾いた咳が出る様になります。だんだんと湿った咳(痰をともなう)が出る様になります。原因はウイルス感染によるものが多く、咳止めや痰が出やすくなるような薬を飲んで様子をみます。
膿状の痰(膿性痰〉が出る場合は細菌感染も考えらるので抗菌薬を処方される事もあります。



肺炎

発熱、咳、多呼吸などの症状があります。
新生児期には、B群連鎖球菌、大腸菌等の腸内細菌が原因で起こることが多いです。
1~2歳では多くのウイルス、肺炎球菌やインフルエンザ菌といった細菌が原因になる事が多いようです。
2~6歳になると、肺炎球菌やインフルエンザ菌という菌の他に、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジアなど別の菌が原因になる可能性が高まります。
小学校に行く様になってからは、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジアが主な原因とされ、年をとってから症状が出ることがあるので、抗菌薬を投与して確実に除菌することが推奨されています。


百日咳

特徴的な咳や長引く咳がある病気です、百日咳は三種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風)ワクチンの接種率が向上したことで最近患者数は少なくなってきました。

しかし予防接種を受けていなかったり、予防接種の効果が薄くなってきた頃にかかる事もあり、子供に限らず大人がかかる事もあります。

生後1か月に満たない赤ちゃんがかかると、呼吸困難から痙攀や意識障害を起こす事もあり非常に危険です。


咳が止まらない 夜でも病院行くべきか?

夜間急に始まった咳で苦しそうにしている姿を見ると、すぐに病院に連れていくべきか、朝まで待ってからでも大丈夫なのか判断に迷ってしまう事もあります。

すぐに病院に連れていくべきかを判断するには、まず咳以外に他の症状があるか無いかを確認しましょう。発熱があるか、呼吸状態はどうかなどです。

呼吸困難や、咳が出続けて眠れない、嘔吐してしまう場合などは急いで病院に行くべきです。
肺炎、喘息発作、細気管支炎、気管支異物などがあるとこの様に呼吸困難を起こす事があります。

1人目の子供で、どうしたら良いのか全く解らなく、親の方がパニック状態になってしまう事もあります。
ワタシがその1人です。
娘の具合が悪くなる度、熱を出す度にどうするべきか迷ってしまいます。
おもちゃなんでも買ってあげたくなります。

そういう時には、子供救急電話「#8000」に相談するのがおすすめです。救急性が有るか無いか、するべき対処法などを小児科医師や看護師に相談する事が出来ます。
対象年齢は0歳~6歳までになっています。

咳だけでなく、どのような症状の場合でも相談する事が可能ですので覚えておいて、もしもの時には是非利用して下さい。安心できます。


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咳が止まらない 夜の対処をとりあえず

咳が出ていても日常生活が出来ている場合には、家庭で出来る咳を抑えたり楽にする方法があります。

加湿器や空気清浄機を利用する

空気が乾燥していると、咳が出やすくなってしまいます。部屋を適度な湿度に保つように注意しましょう。
またほこりやカビ、タバコの煙なども咳が出る原因になるので、子供が咳をしている場合はタバコは控えましょう。

加湿器や空気清浄機は清掃を怠っていると、逆にカビを空気中にばらまいてしまう事もあるので注意が必要です。
清掃はしっかりと行いましょう。


水分を補給する

水分を補給する際は、一気に飲み干してしまわず何回かに分けて少量ずつ飲ませましょう。あまりに冷たい飲み物は、粘膜を刺激してしまうので咳には逆効果です。常温か暖かいモノを飲みませましょう。咳に効果のある飲み物として生姜湯があります。生姜ひとかけをすりおろし、お湯を注ぐだけで出来上がりです。はちみつを少量加えると子供にも飲みやすくなるのでおすすめです。


上半身を起こす

仰向けに寝ていると、気管や肺を圧迫してしまい咳が出やすくなります。布団の下にタオルなどを入れ、頭の方に行くにしたがって少しずつ高くなる様に調節してあげましょう。

こうする事で空気の通りが良くなり、痰も出やすくなります。


まとめ

咳が出る原因が感染症であった場合、感染症が治れば咳も収まります。咳が2週間以上続く場合、別な原因で咳が出ている可能性もあります。咳が出るのは身体に異常が起きているサインです。たかが咳だとあなどらず病院で診察してもらいましょう。

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