急に始まるとなかなか自分で止める事の出来ないしゃっくり。
なって欲しく無い場面に限って、なかなか止まらないだけじゃなく、気持ち大きめに「ヒック」っと出たりします。
自分で手軽に、出来れば人に知られずしゃっくりを止める方法があったら嬉しいですよね。
しゃっくりの止め方
周りに怪しまれずに1人で出来る方法は呼吸法です
呼吸の仕方を意識する事でしゃっくりを止める事が出来ます。
pointまずは出来る限りゆっくりと息を吐きだします。肺の中が空気が、空っぽになる限界まで吐き出すことを意識しましょう。 point次に出来る限りゆくっりと息を吸います。
こちらも肺が空気で満たされる、限界まで吸うことを意識しましょう。 point限界まで息を吸ったら、息を止めます。
ちょっと苦しくなるくらいまで我慢してください。 pointその後はゆっくり息を吐きだします。
一発で止まる事も多いですが、まだしゃっくりが続く場合は何度か繰り返して下さい。
ツボを刺激するのも効果的です
check「巨闕」こけつと呼ばれるツボこれはみぞおち(へその真上の線上で肋骨の手前にあるくぼみ)から、2~3センチほど下の位置にあるツボです。
この部分を、指を四本そろえてゆっくりと、5秒くらいかけて押し込むように刺激します。
これを何度か繰り返します。
check「翳風」えいふうと呼ばれるツボ
これは耳たぶの裏にあります。耳たぶと骨の間のくぼみを、ひとさし指でゆっくりと押し込むように刺激します。
こちらも何度か繰り返して下さい。
経験上、効果抜群のツボ
1人では刺激する事が難しいツボですが、ワタシの経験上確実にしゃっくりを止める事が出来るツボがあります。
「膈兪」かくゆと呼ばれるツボです。
背中の、左右の肩甲骨の一番下を結んだ線上の、背骨から5センチほど離れた位置にあるツボです。
このツボを親指でゆっくり押し込む様に、肩甲骨を押し上げる様なイメージで刺激します。
これを何度か繰り返します。
冷え改善のツボ 膈兪(かくゆ)
動画では冷え改善のツボとして紹介されていますが、しゃっくりにも効果絶大です。
手伝ってくれる人が近くにいる場合はぜひこのツボを刺激してもらって下さい。
誰に試しても必ずすぐに止まっています。
しゃっくりを止める方法は解りましたが、そもそもどうしてしゃっくりが始まってしまうのでしょう?
しゃっくりの原因
しゃっくりの原因は横隔膜の痙攣が原因です。
日常生活の中で、
- 笑い過ぎ
- 食後のゲップ
これらは体内の空気の移動が、横隔膜を刺激すると考えられています。
会話や食事でも、早口で一気に話したり、早食いや大食いをしてしまうと体内の空気の移動が激しくなる為、横隔膜を刺激しやすくなってしまいます。
また、
- 辛い物を食べた時
- お酒を飲んだ時
香辛料やアルコールで酔った時に横隔膜や、その周りの筋肉を刺激してしまう為に痙攣が起こりやすくなってしまいます。
ワタシは酔っている時にしゃっくりが出る事が多いです。コントなどに出て来る酔っ払いの人も大体しゃっくりしてますよね。
これらの原因などから横隔膜が刺激される事により、不規則な呼吸が始まります。
痙攣する度に肺の中に空気が急激に吸い込まれていきます。
空気が急激に吸い込まれる事に対し、脳から喉の周りの筋肉にも信号が送られます。
その信号を受けると、喉の周りの筋肉も急激に締まってしまい、「ヒック」という音がなります。
しゃっくりになりやすいのは病気?
病気の症状としてしゃっくりが起きている事もあります。
しゃっくりには種類があり、先述した横隔膜の刺激が原因の生理現象として起きるしゃっくりとは別に、中枢性しゃっくりと末梢性しゃっくりと呼ばれるしゃっくりがあります。
中枢性しゃっくり
脳やせき髄などの大切な神経が集まっている部分、中枢神経が刺激される事が原因で起きるしゃっくりです。
- 脳腫瘍
- 脳卒中
- アルコール中毒
末梢性しゃっくり
中枢神経から伸びている筋肉にくっついている、細かい神経線維や末梢神経が刺激される事が原因で起こるしゃっくりです。
- 肺炎
- 気管支喘息
check消化器系の異常の場合もあり
胃がんや食道がんなどが原因で横隔膜を刺激している場合もしゃっくりが止まらなくなります。
必ずしも病気とは限りませんが、しゃっくりが始まると長時間止まらない方や、最近頻繁にしゃっくりが起きて気になっているという方は、とりあえずは内科を受診して原因を突き止め、その後に問題があれば専門科を受診するのが良いでしょう。
まとめ
人前で始まると恥ずかしいしゃっくりですが、身体の発する大事なサインです。普通のしゃっくりなら、今回ご紹介した方法で高確率で止まります。止める方法を試してみても止まらない、頻繁におきる。本当に困ったなぁという場合は病院で診てもらいましょう。原因が解れば、解決方法も見つかります。