集中力を高めることって、ある程度練習やコツを掴むことでできるようになります。時間は有限です。ダラダラしてしまう日があるのは人間なのでしょうがないです。その分、めちゃくちゃ集中する日を増やせる人になりましょう。増やせたら、ダラダラしてしまう日にも、集中する時間を作れる人になりましょう。そして、いつでも集中できる人になったら、ちょっとカッコいいです。
集中力を高めるトレーニング
仕事柄、パソコンに向かって作業する人と話す機会が多いのですが、一度、作業環境の話題になったことがあります。その流れで、作業に集中する時間について意見交換したことがあります。
その席で聞いた話です。
ケツに火がつかないと仕事が捗らないタイプだった人間が、この作戦でだいぶマシになりました。
その人は、デザインの仕事をしています。
普通に、集中力が高い状態をキープできない自分をわかっていながら、ダラダラの仕事っぷりだったそうです。
ある夏、甥っ子が夏休みの宿題をやっているのを目撃します。
算数の問題を1つ2つ解いては、プラモデルの話をし始めます。
また1つ解いて、次は虫取りの話をし始めます。
それを見て、子供は集中力がないもんだなあって思ったそうです。
そして、我に返ってみると、大人なのに自分にも集中力がないんじゃないかと思い始めます。
これはマズイ。
甥っ子レベルの集中力で、世の中渡り歩いちゃいけない。
そう思って、集中力を高めるための練習をしようとします。
彼がまずやったことは、集中力が途切れる原因をリストアップしました。
パソコンに向かって作業していて、中断してしまう理由を考え出しました。
- 音楽を選ぶため
- 飲み物を淹れるため
- おやつを取りに行くため
- トイレに行くため
- 電話に出るため
- 暑くてエアコンを入れるため
- 寒くて暖房を入れるため
- 参考資料を取りに行くため
- メールが来るため
これらの原因を潰してから、作業に入ることにしました。
check音楽は最初に決めてしまいます。check飲み物も入れてしまいます。
checkおやつもすぐそばに置いておきます。
checkトイレに行ってしまいます。
check部屋の温度調節もしてしまいます。
check必要になる参考資料は手元に持ってきておきます。
check電話、メールを遮断するため、スマホの電源を落とします。
これで、パソコンの前から離れる理由がなくなります。
まずは環境を整えてしまいます。
この状態で作業に入ったら、キッチンタイマーを45分に仕掛けて、何があっても椅子から立ち上がらないようにしたそうです。
この状態で集中できなかったら、甥っ子以下だと。
甥っ子が大きくなって、集中力がないおじさんという情けないレッテルを貼られないように、カッコいいおじさんになろうと、45分集中することから始めたそうです。
この話を聞いて、ケツに火がつかないと仕事が捗らないタイプの人間もやってみました。
集中力がない状態って、細かいことで集中力が途切れます。
その細かいことが起きない状態を作ってしまうって、集中するしかなくなるんじゃないかと思いました。
個人差あるかとは思いますが、効果出ました。
point最初は追い込まれ感があって、気持ちのいいものではなかったのですが、毎回やっていくうちに変わってきました。point集中するための環境を作っていきながら、作業内容の優先順位、効率などを考えるようになりました。
point準備をしながら考えがまとまってきて、いい状態で作業に入ることができるようになりました。
point集中する環境を作ることがルーティンになった気がします。
まず、45分椅子から立たないという意識でやってみてください。できないこと無いです。映画はもっと長いです。
そして、45分座ったままで集中するためには、健康でいる必要があります。
座っていても寝不足で寝てしまっては意味がありません。
お腹を壊して10分毎にトイレに行っていては、45分集中できません。
健康に気を使うことも、集中するためには必要だと感じます。
集中力を高めるための休憩
集中力の続く時間は15分サイクルです。
15分毎に集中力が切れそうになり、そこをクリアして30分、45分と持続させていきます。
休憩を15分取れば、集中力は回復します。
最初は30分毎に15分の休憩からやってみましょう。
エンジンかかると、30分の持続力は結構早く卒業できます。
慣れたら45分にトライしてみましょう。
パソコン仕事の場合、特に休憩は重要です。
疲れ目を軽く見ていると、肩こりなどの症状につながります。 check座り過ぎは痔になります
お尻の同じ場所に圧力がかかり続けると、結構簡単に痔になるそうです。痔の検査は恥ずかしいらしいです。1時間以上、座りっぱなしでいないようにと言われたそうです。
立ち上がって休憩を取りましょう。
集中力を高める呼吸
休憩の際におすすめなのが、リラックスのための深呼吸です。
お腹を使って体内の酸素を入れ替えるイメージで、ゆっくり大きく呼吸しましょう。
腹式呼吸が気持ちいいです。
深呼吸(腹式呼吸)の方法
集中力を高めるコツ
集中力を高める音楽
集中力を高める音楽は、人それぞれ違います。
ピアノの音がいいとか、クラシックがいいとか、ヒーリングミュージックがいいとかいう話も聞いたことがあります。
ありますが、全ての人がこの曲で集中力が高まる曲というのは無いです。
脳波とか調べてリラックスする音というのはあるかもしれませんが、全ての人の集中力が高まるとなると無理があります。
ピアノはメロディによりますが、クラシック、ヒーリングミュージック、寝てしまいます。
集中の前に眠気が襲ってきます。
おそらく、その人に合った集中力の高まる音楽ってあります。
いろんな音楽をかけながら作業していく中で、
「今回、仕事捗ったわー」
という音楽がそれです。
その音楽を覚えておきましょう。
きっと次も仕事捗ります。
2回捗ると、もう鉄板の音楽になっています。
集中しなければいけない時には、その音楽の中で作業すればいいのです。
ちなみに、ロックおやじがロックを聞きながら作業しようとすると、一緒に歌ってしまうので集中できません。
テンション上がる曲にはなりますが、作業ではなく、曲に集中してしまします。
そんなロックおやじが集中できる音楽、カーペンターズのベスト盤でした。
洋楽女性ボーカルの美しいメロディーの、ゆったりテンポをボリューム低め
これだと、キーも高いし英語もわからないので一緒に歌えないので、作業に集中できます。
ロックおやじの場合です。
集中力を高めるためにガム
ガムを噛むことは、スポーツ選手もやっています。
「噛む」ことを繰り返すことで、意識が分散しないのです。
集中していると、ガムの味がなくなっていることに気がつかないことがあります。
個人的には、集中できていたかのバロメーターになっています。
味がなくなったガムを噛んでいることに気づくと、作業に集中していたんだと、ちょっと「やってやったぜ感」が出たりします。
ただし、噛み過ぎもよくないです。
噛む筋肉に支障が出るほど強く噛み続けていると、頭痛や顎関節症の恐れがあります。
強く噛む必要がない小さいガムがおすすめです。
味もすぐなくなって、短いサイクルで「やってやったぜ感」が味わえておすすめです。
まとめ
人間は弱いものです。
大人は人間が弱いことを知っています。
弱いからこそ対策を講じます。
集中力のために何かしなきゃと思っただけで、もう大人です。
自分の必殺ルーティン、必殺ミュージック、必殺ガムを見つけましょう。