最近地震が多いです。防災グッズのチェックできてますか?しばらく地震を体験していないと、防災意識って下がるものです。非常食の賞味期限、チェックしてみてください。その日付、意識が下がっていた期間を表してませんか?
非常食のパンの缶詰 賞味期限切れって食べられないの?
ある程度は食べられます。
ここに2012年2月が賞味期限のパンの缶詰があります。
東日本大震災時に企業から配られたものです。
5年間保存のパンです。
2012年2月で5年経つということでしょう。
となると製造されたのは2007年の2月。
そして2015年の6月になりました。
3年4ヶ月オーバーです。
缶詰の蓋の部分が、若干真ん中が凹んでるように思います。
これが最初からなのかどうかわからないのですが、はっきりわかる凹み方です。
わかりにくいですかね。パチンコ球乗せると真ん中に集まるくらいの凹みです。
開けてみます。
開缶時にやや大きな音がして、なかなかいい匂いがします。
賞味期限内に食べたことがないので、味が落ちているのかどうかもわからないのですが、罰ゲーム感もなく食べられます。
1個食べちゃった。
災害時用なので高カロリーな気はします。
モサモサ感はありますが、パサパサ感はないです。
なかなかお腹にたまっている感じがします。
飲み物が欲しくなります。
この辺は賞味期限に関係なく、長期間保存のためにこのような形になるのだと思います。
3年4ヶ月オーバーのパンの缶詰は、問題なく食べられました。
すべてが食べられるという訳じゃないです。今回は大丈夫でしたという話です。
非常食 賞味期限切れの処分ってどうしてます?
実はこのパンの缶詰、廃棄しようと話していたものです。捨てるには、中身と缶を分けて捨てなければいけないので開けました。
捨てるために開けたのです。
日本は人口に対する食品廃棄率が世界一高いとも言われています。日本は賞味期限に厳しい人の割合が多い印象あります。処分してしまう人の割合も多いです。
ここで知るべきことは、賞味期限が切れただけで捨てられてしまっている食べ物があるということです。
ファーストフード店が、期限の切れたものをお客さんに出すわけにはいかず、仕方なく処分しているのとは話が違います。自分で購入したものです。
自分で購入したにもかかわらず、賞味期限が過ぎて捨ててしまっているのです。
処分の仕方を考えるのではなく、処分しなくていい方法を考えるべきなのです。
- なぜ賞味期限切れになるかというと、賞味期限をチェックしていないからです。
- なぜ賞味期限をチェックしないかというと、普段食べないものを非常食にしているからです。
- 普段から食べるものを非常食用に取っておけば、賞味期限の古い順に消費できます。
冷静に考えると、災害時、食べることで元気を出していかなければいけないのに、災害時用に用意された非常食を食べるのって、元気でないかもしれません。
そんな時こそ、大好物を食べて元気を出さなければいけないのです。
缶詰に限らず、ビスケット類、チョコレート類、レトルト食品類も、普段から食べるものを非常食用に多めにキープしておくことで、処分される食品は大幅に減るように思います。
非常食 賞味期限切れのもの、寄付できるの?
賞味期限切れはできませんが、賞味期限切れまで1ヶ月以上あるものは寄付できます。
セカンドハーベスト・ジャパン
http://2hj.org/
規格から外れた食品や、大企業の非常食のストックの入れ替えなど、食べられるのに破棄しなければいけない食品集めて、支援を必要とする福祉施設や団体に配り直すという活動をしている団体です。
団体だけではなく、個人の寄付も受け付けてくれています。
加工食品の場合、原則として賞味期限が1ヵ月以上のあるものが引き取りの対象となります。
賞味期限切れの非常食は受け取ってもらえませんが、賞味期限1ヵ月をきってしまっても、数量や種類によっては大丈夫な場合もあります。問い合わせてみましょう。
まとめ
非常食は、1年分も用意するものではないです。
長くても1週間分あれば十分です。
賞味期限が1、2週間という食品はたくさんあります。
その中で、好きな物、しょっちゅう食べてる物を非常食にするという作戦、一度考えてみましょう。
短い期間で非常食の賞味期限を入れ替えることで、防災意識が高まるはずです。