まだ身体のしっかりと出来上がっていない赤ちゃんは、排泄する力も弱く便秘になってしまいがち。
なかなかうんちが出せずにグズってしまう事も多々あります。
泣き続ける赤ちゃんも可哀想ですが、あやし続けるお母さん、お父さんも大変です。
便秘を予防して、スッキリ笑顔といきたいモノです。
赤ちゃんの便秘 食べ物で予防
離乳食を始めた頃から便秘になりがちというのは良く聞く話です。
離乳食を始めると母乳やミルクを飲む量が減り、うんちの水分が少なくなり固くなってしまう事があります。
また離乳食はそもそも消化しやすいので、うんちの元になるカスが少ない事も排便が減る要因です。
3~4日赤ちゃんのうんちが出ていないと心配になってしまいますが、すんなりと出ている様なら心配は要りません。
離乳食に胃腸が慣れてくると、排便も安定する様になります。
ワタシの娘(現在2歳2か月)もそうでした。この頃は仕事が終わって家に帰るとまず、今日はチビのうんち出たかと嫁に聞くのが日課になっていましたね。
初めての子育てというのもあり、とにかく心配ばかりしていました。
うんちがカチカチに固かったり、なかなか排便出来ずに苦しそうにしていたりお腹が張っている、排便の際にグズる事が多い場合には注意が必要です。
- 食物繊維の多い、サツマイモやホウレン草、バナナなどを意識的に与える。
- 乳酸菌の多いヨーグルトなどを与える。
- 麦茶や白湯をこまめに与える。
などで便秘を予防しましょう。
ワタシの娘はバナナを潰したモノを食べさせるとすんなりうんちが出る様になりました。
赤ちゃんの便秘 運動で予防
ハイハイや掴まり立ち、掴まり歩きが出来る様になってきたら、赤ちゃんが存分に動けるように場所を確保しましょう。
ワタシの住まいも、とても人様にアドバイス出来る様な状況では無かったのですが(笑)
部屋を片付け、模様替えをしてなんとか娘が安全に動き回れる場所を作りました。
不思議なモノで、動ける場所が増えるとどんどん動き回るのが上手になりました。
ワタシ達にとっては同じ部屋の中でも、赤ちゃんにとっては未知なる場所への冒険、好奇心でいっぱいなんでしょうね。
運動する場所をキープです。
「の」の字マッサージ
まだ自分の力で動き回れない新生児には、マッサージしてあげましょう。
赤ちゃんのヘソを中心に手のひらで、時計回りに「の」の字を書くようにマッサージします。
お風呂上りに血行が良くなっているタイミングで行うと、腸への刺激も伝わりやすく効果がアップします。
マッサージを行う時には、摩擦が起きない様に普段使っているベビーオイルや、保湿クリームなど塗ってから行い、授乳後や食後すぐなど赤ちゃんが満腹になっている時は避けましょう。
手の力でうんちを押し出すわけでは無いので、あまり力を入れず優しく優しくマッサージをして下さい。
マッサージを行うお母さん、お父さんの手も冷たいよりは暖かい方が赤ちゃんも嬉しいでしょう。
冷たい手で触られるとビックリしますからね。
5本指マッサージ
赤ちゃんのお腹を包むように右手の手のひらを置きます。
そのまま親指から順番に、一本ずつゆっくりとグ~ッと押すように力を入れて行きます。
小指まで行ったらまた親指に戻るを何度か繰り返します。
数字を「い~ち、に~」と言葉と、空いている左手の指や、お母さんお父さん両方揃っている場合は手伝ってもらって、数えていくと赤ちゃんも飽きませんし、数字のお勉強にもなるので一石二鳥です。
このマッサージもやはり満腹時は避け、あくまで優しく行う事が大事です。
自転車こぎ体操
赤ちゃんを仰向けに寝かせ、両足をゆっくり持ち上げ、自転車をこいでいるイメージで足をグルグルと曲げ伸ばししてあげます。
お腹を直接マッサージする訳ではありませんが、足の運動の刺激が腸に伝わり便秘の解消に繋がります。
この運動をする時にグ~ルグルと適当に歌を作ってやっていたのですが、今でもたまにお父さんグ~ルグルしてと要求してきます。
やはり赤ちゃんの時より段違いに力も強くなっていますし、ふざけて顔を蹴ってきたりするので、成長が嬉しいやら腹が立つやら(笑)
この運動もあまりに力を入れ過ぎてしまうと、赤ちゃんの関節が外れてしまいかねないので、あくまで優しく楽しく行う事が大事です。
赤ちゃんの便秘 ツボ押しで予防
赤ちゃんの便秘予防に効果的なツボがあります。
「天枢」と呼ばれる、おヘソの両サイド指3本分外側に位置するツボ。このツボは胃腸に便秘でお腹が張る状況を改善し、胃腸に活力を与えるといわれています。
「大黄」と呼ばれるおヘソの両サイド指5本分外側に位置するツボ。このツボには便秘を解消する効果があるといわれています。
ただ、ワタシが検索して調べてみた時点では、それが大人サイズの指でなのか赤ちゃんサイズの指でなのか、はっきりとしたツボの位置が解らなかったので、これはちょっとパスしておこうかなって事になりました。
おそらくですが、上記したマッサージを行っている時になんとなく刺激されていたのではないかなと、そんな感じです。
細かな位置を気にせずに行えるツボの刺激には足の裏がおすすめです。
赤ちゃんの足の裏を、かかとから指の付け根まで、ムニムニという感じで押していきます。
何度か上下しながらムニムニした後、土踏まずを中心に足の裏全体をムニムニ刺激していきます。
これを繰り返す事で便意を促す事が出来ます。
ツボ押しは即効性がある訳では無いので毎日繰り返す事が大事です。
マッサージと同じくあまり力を入れ過ぎない様に注意しましょう。
ムニムニするのは、娘くすぐったいのか、気持ち良いのかキャッキャと笑っていましたし、やっているワタシにも心地よく楽しかったです。
まとめ
食べ物や飲み物で気を付ける事も出来る赤ちゃんの便秘ですが、マッサージや運動、ツボ押しなどは赤ちゃんとのコミュニケーションにもなります。難しいモノでも、そこまで時間の掛かるモノでも無いので、仕事で忙しいお父さんも積極的に参加して、子育てを楽しみましょう。