冬になると背中がかゆい男でした。かゆみぐらい気合でどうにかできるくらいの男でいるつもりだったんですが、毎年あっさり掻きむしっていました。
背中がかゆい 冬になると悩む男
気になりだすと
背中がかゆいと、集中力が無くなります。
冬は特に背中に意識が向いている自分に気付きます。
仕事中も、パソコンに向かって気づくとポリポリ掻いています。
一人でいる時間ならまだいいです。
これが、人と話をしているときにもやってきます。
大事な打ち合わせの最中に、
「あれ?ちょっと来やがったな」
って感じで気になり出します。
お酒を飲んでいる際にも、血行が良くなってるんですかね。
いつものバカ話をしながら、背中に手を突っ込んでポリポリしています。
隣のグループにキレイなお姉さんがいるってわかっているのに、バカ話に花が咲くと、無意識で背中を掻いています。
冷静に見ると、みっともないんですよね。
話し相手からしたら、人の話まじめに聞いてんのか?って思うでしょうし。
まじめに聞いていても、背中を掻くアクションで台無しです。
服か?
肌が弱くて、服の繊維が合わないことでかゆくなったりもするのかと思ったりもしました。
基本体質は、汗かきです。
どんなに寒い冬でも、厚着をして15分も歩けば背中が汗ばんできます。
夏は、綿のTシャツか、汗をかいてもすぐに吸い取って乾かしてくれるドライTシャツを着ていることがほとんどです。
どちらの素材でも、夏は背中がかゆくなりません。
冬は綿のTシャツの上にいろいろ着込みます。
かゆくなるのが冬だけなので、直接素材が原因ということでもなさそうです。
背中がかゆい 原因は?
冬場にかゆいということで、原因を探ってみました。
調べていくと、背中がかゆいにもいろいろあるもんだと。
ザーッと並べてみます。
汗が原因
汗疹(あせも)
夏の汗の後にできる赤いブツブツです。
汗腺が詰まってしまう現象です。
背中ニキビ
これは基本、夏の汗の多い時期に発症します。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
背中ニキビの原因
夏に多い
虫刺され
背中を蚊に刺されるとかゆいです。
蚊の他にも、ダニ、ムカデ、アブなど、刺されるとかゆみの出るものは結構います。
たちが悪いのが毛虫です。
毛虫の中には、毛に触れるとかゆみが出るものがいます。その毛を撒き散らすという悪意の塊のような毛虫もいます。
お腹一面に赤いブツブツが突然できて、おそろしくなったことがあります。
日焼け
日焼けは、ヤケドです。
炎症を起こして、背中の皮がむけるタイミングでかゆみを感じます。
冬に多い
乾燥
冬に空気が乾燥すると、皮膚の水分も不足します。肌が荒れてきたところに、衣類がこすれたりするとかゆみが出ます。
温度差
- 寒い中を厚着で運動して、服の中の温度が上がる
- 寒い場所から急に暖かい部屋に入る
このような温度差で、寒さで縮こまっていた血管が広がって、神経を刺激してかゆみを感じることがあります。
他にも
加齢
加齢によって皮膚の水分が少なくなり、乾燥と同様にかゆみが出ます。
ストレス
ストレスで胃が弱ってくると、周辺の免疫細胞も弱まり、かゆみを感じることがあります。
ぶつぶつができるもの
基本、ぶつぶつができてかゆい場合、皮膚科に行きましょう。
夏ならまだしも、冬にできたら皮膚科で診てもらいましょう。
蕁麻疹
ヒスタミンという物質が分泌されてかゆみが出ます。
赤いぶつぶつや、大きく腫れることもあります。
アレルギーや温度差など、発症の原因はいろいろです。
アトピー性皮膚炎
ホコリやカビ、ハウスダストなどが原因で起こる皮膚炎です。
子供に多いですが、大人にもいます。
皮脂欠乏性皮膚炎
皮膚が乾燥して、ぶつぶつやひび割れができて、かゆみが出ます。
慢性湿疹
突然、斑点状の湿疹、盛り上がった湿疹ができて、激しいかゆみが出ます。
内臓の病気
肝臓癌、慢性腎不全などが原因で、内蔵がうまく機能しなくなり、かゆみが出ることがあります。
この場合、かゆみ以前に違う重い症状が出ます。
皮膚癌
背中のほくろがかゆいという場合、可能性があります。
背中がかゆい 対策で改善
冬限定の症状ということで、乾燥であろうと判断しました。
そうなると、肌が乾燥しないようにやるべきことは
- 肌に必要な皮脂を取りすぎない
- 保湿
それまで体はボディブラシで洗っていました。
顔から体から、全部ボディブラシを使っていました。
かゆい背中は念入りにゴシゴシ洗っていました。
これが良くないと。
必要な皮脂を取りすぎてよくないと。
さらにボディソープは洗浄成分が多いので、固形石鹸がいいと。
一番身近な嫁が教えてくれました。
嫁は数年前から手に石鹸で体を洗っていました。
実は前の年の冬にも、この情報は嫁から聞いていて、ブラシを使わずに手で洗うことを薦められていました。
しかし、ついついいつものルーティンで、頭を洗って、ボディブラシにボディソープという長年のクセが抜けず。
何よりボディブラシでちょっとかゆいところをゴシゴシすると気持ちがいい。
結局その冬はボディブラシで体を洗って過ごしました。
ある日、美容室のシャンプーの話を聞いたんですよね。
シャンプーの際のソフトな洗い方の理由。
こちらの記事にあります。
眼精疲労は薄毛の原因? それともストレス? 改善策実践中
シャンプーって洗浄力が結構あるもんだと。
同様に、ボディソープにも結構あると。
シャンプーでソフトに洗うなら、ボディソープで洗う際もソフトがいいのではないかと。
冷静に考えてみると、頭、顔、手と外気に触れて汚れているところはブラシなんか使っていないのに、洋服で覆われた部分をブラシで洗うってのもおかしいのかもしれないと感じ始めました。
ホントに全部手で洗ってみようと思いました。
で、ボディブラシがあるとルーティンにハマるという自分の性格を考慮して、ボディブラシを風呂場から出してしまいました。
もう、手で洗うしかない状態を作りました。
最初は物足りないんですよ。ゴシゴシしたくてたまらないんですけどね。
人間は環境に順応するものです。
3日もやると、これでいいかなって思い始めます。
ちょっと背中がうまく洗えてない気がしますが、頑張って手を伸ばして背中を洗います。
背中に泡が付いていない部分があって、洗えていない気もするのですが、シャワーで流す際にちょっとは付くかなってことでオッケーにしていました。
お風呂上がりには、背中にもクリームを塗りました。
家にあったからという理由で、「ニベアクリーム」を塗り始めました。
1週間後には、全然背中が気になっていない自分に気づきました。
日中、背中に手を突っ込むことがなくなりました。
さらに、背中を洗うのと、背中にクリームを塗る作業のおかげで、
背中で手を繋げるようになりました(笑)
意外とこれが嬉しかったりします。
人間、何事も練習です。
ボディブラシを使わないのも、練習です。練習でできることなんていくらでもあります。
まとめ
冬限定で背中がかゆいという場合、皮膚が乾燥してしまうことが原因ということがあります。手に石鹸で体を洗って、クリームを塗るということを試してみてください。
少なくともここに改善した男が一人おります。